Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

映画を通じて、奈良の魅力が少しずつでも広く伝わったらいいな…『唄う六人の女』山田孝之さんら迎え記者発表会開催!

2022年6月24日

竹野内豊さん、山田孝之さんのダブル主演で2023年に公開予定の映画『唄う六人の女』が現在、奈良県内を中心に、京都・大阪でも撮影が行われている。6月17日(金)には奈良県奈良市のピアッツァホテル奈良に山田孝之さん、プロデューサーの伊藤主税さん、共同プロデューサーの下京慶子さん、石橋義正監督を迎え、地域活性及びシティープロモーションに関する記者発表会が行われた。

 

映画『唄う六人の女』…

車の事故で、美しい村に偶然迷い込んでしまった正反対の性格の二人の男 萱島と宇和島 。目がさめると、その村に住む美しくも奇妙な六人の女たちに監禁されている。二人は、本能で動く女たちの行動に次第に翻弄されていく。

監督・脚本:石橋義正『ミロクローゼ』、出演:竹野内豊さん、山田孝之さん他

奈良県で行われている本作の撮影といった近況を語るほか、映画『ゾッキ』や「∞ゾッキシリーズ」、「MIRRORLIAR FILMS PROJECT」等、これまで数多くの作品において地域の自治体や民間団体と共に映画をきっかけとした地域活性化プロジェクトを行ってきた彼らが今後、民間及び自治体とどういった形で取り組みを進めていきたいか、といった展望を語る機会となった。

 

「自然を“自然に”“当たり前のように”感じるということがテーマとなっている映画なので。豊かな自然の中で撮影をすることが大事」だと話す石橋監督は「今回、奈良、京都、大阪というロケーションで撮影をさせていただけたことが非常に幸運でした。まだ撮影の最中なんですが、より多くの人に届くように作りたい」と楽しみにしている。

 

伊藤プロデューサーは「僕たちはいろんな地域で、行政と民間の方と一緒に(映画製作の)実行委員会を作り、地元民の方と深くつながって映画を作ってまいりました。監督がおっしゃった通り、今回の映画も奈良・京都・大阪で撮影をしまして。映画をきっかけとした地域のつながりや、映画の新しい形の発表の仕方などを考えています」と意気込んでいた。

 

山田さんはキャストではありながら、共同プロデューサーという立ち位置でもあり「具体的に映画作りを進める中で、プロモーションの段取りをふくめて、いろいろとアイデアを話し合ったりしています。(伊藤プロデューサーが代表を務める)and picturesさんは昔から地方創生に力を入れていて。地域と一体になって映画を作っているわけですが、どこかの地域の方が言っていたんですけど、大人になってから映画作りに入るのは文化祭をやっているような感覚で、みんなすごくワクワクしているんだと。そうやって地方で撮影をすることで、他県の方にその地域の素晴らしさ、美しさを伝えたり、普段、日常的に見慣れていて、目が届かないようなところに、あらためて自分たちが住んでいるところの良さが伝わるといいな」と期待している。公開をしたタイミングでは、舞台挨拶等も実施してきたが「毎回どこでやっても『ただいま』と言うし『おかえり』と言ってくれる。ひとつの映画ですけど、人とのつながりが新たにできたり、再確認したりというのがすてきな取り組みだな」と感心していた。

 

下京さんは、共同プロデューサーだけでなく、ドローンパイロットとしても参加しており「日々、現場で見ている地上からの景色と違って、上から見る景色というのはまた違う魅力があって。空からの魅力も詰まった作品かな」と伝えていく。

 

現在、奈良県の宇陀市、大和郡山市、奈良市で撮影しており、石橋監督は「古い建物、大変貴重な文化財などで撮影をさせていただきましたし、京都の南丹市の深山では、原生林での撮影を許可していただきました。なかなか原生林での撮影は難しい」と明かしながら「人の手がついてない場所なので、貴重な植物や生き物がいる。そうした場所で撮影をさせていただけるということは、私にとっても大変重要な経験になりました」と感謝している。監督自身は京都在住で「生まれてからずっと関西に住んでいるんですが、こういう映像やメディア関係の仕事をしていながらも関西を拠点に置いている。それが大きな理由のひとつになっているかな」と説く。

 

山田さんも「どこも素敵だ」と話し「京都の深山もそうですが、昔ながらの文化、歴史が残っている地域だということは知識としてはなんとなく知っていたけど、肌で感じるということはあまりなかったので。そういったものが映画を通して伝わったらいいな」と願っている。プロデューサーとしても各地を周っており「お野菜はけっこう力を入れているところがあるので。そういうカフェやおそば屋さんにも行きましたし、いろいろと楽しんでおります。ここの食事もそうなんですけど、あるキャストの方が奈良にほれ込んで。奈良に引っ越したいと行っている人もいるくらいなので」とお気に入り。また「何度行っても奈良公園というのは不思議な場所ですね。あの鹿たちが。でも凄く良いところですよね。そういう奈良の魅力が映画を通じて、他県の方や海外の方に少しずつでも伝わったらいいな」と来年の公開に向けて意気込んでいた。

 

映画『唄う六人の女』は、2023年公開予定。

Related Tags:
キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts