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テレビも、SNSも超えて、映画で伝えたいことがある…「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」がシネ・リーブル梅田で公開!

2022年4月7日

©TBSテレビ

 

社会派からエンターテインメントまで幅広いジャンルの10作品をラインアップに揃え、テレビやSNSの垣根を超えて映画館で上映する「」が4月8日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田で公開される。

 

」は、テレビとは全く違う、スケールアップした劇場版を上映。社会派からエンターテインメントまで幅広いジャンルの10作品をラインアップに揃え、テレビやSNSの垣根を超え、目まぐるしく変化する世の中で、監督たちがテレビを超えて伝えたい真実を知ることが出来る。ラインナップは以下の通り。

『ムクウェゲ 「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』

『人生クライマー ~山野井泰史と垂直の世界〜』

『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~』

『だから私は前を向く 萌々花20歳』

『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』

『日の丸 ~それは今なのかもしれない~』

『池袋母子死亡事故 「約束」から3年』

『ライブで歓声が聞こえる日 コロナ禍に抗う音楽業界』

『さっちゃん最後のメッセージ 地下鉄サリン被害者家族の25年』

『3本指のレジスタンス』

 

『ムクウェゲ 「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』…

「女性にとって世界最悪の場所」と呼ばれる、コンゴ民主共和国・東部ブカブ。女性たちはこの地に埋まる鉱物資源の利権のために、武装勢力から性暴力を受け、恐怖に怯えているのだ。そんな被害女性たちを無償で治療してきたのが婦人科医、デニ・ムクウェゲ。コンゴの女性たちの平和を願い、自身の命の危険を顧みず、この地の惨状を世界に訴え続けている。私たちが生きる、同じ世界で起きていること。他人事と思ってはいけない現実を追った。

 

『人生クライマー ~山野井泰史と垂直の世界〜』…

「誰も成し遂げていないクライミングを成功させて、生きて還る」。世界の巨壁に単独で挑み続けてきたクライマーの山野井泰史。彼は2021年、登山界最高の栄誉、ピオレドール生涯功労賞を受賞した。しかし、山野井の挑戦は終わらない。伊豆半島にある未踏の岩壁に新たなルートを引こうとしていた。そして再びヒマラヤにも…。“垂直の世界”に魅せられた男の激しい生き様とは?山野井の生涯のパートナーである妻・妙子への取材も通して問いかける。

 

『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~』…

女性アイドルの最前線を走り続けている「ももいろクローバーZ」。そんな彼女たちも最年少が25歳、最年長は28歳を迎え、30代が目前に…。男性は何歳になってもアイドルを続けられるが女性は…?これまでもアイドルの常識を覆し続け、日本の芸能界で前人未到の境地を切り拓こうとしている「ももクロ」はどこに向かい、私たちに何をみせてくれようとしているのか?メンバーや関係者たちへのインタビューを通じて、その可能性と未来をみつめる。

 

『だから私は前を向く 萌々花20歳』…

病気を知ってもらう一番の方法は、自分の言葉で伝えること。『混合型脈管奇形』という、原因も根本的な治療法も分からない難病と闘う萌々花さんは自らカメラを回した。そこに記録されていたのは…毎日服用する大量の薬、お腹の血管の塊を取り除いた手術の痕、痛みで眠れない様子…赤裸々な闘病生活。そして、彼女の本音。病気のこと、友達のこと、母のこと、彼女が自立を目指すこれからのこと…20歳になった萌々花さんは“私らしく”前を向いて生きていく。

 

『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』…

それはまるでカミソリのように鋭く、その大きさからは想像できないほどズシリと重かった。イスラエルがガザに投下した爆弾の破片は、いとも簡単に体を切り裂く。「精密誘導弾だから、人道的に配慮している」とイスラエルは主張する。対するイスラム組織ハマスは4000発ものロケット弾を無差別に放った上で「イスラエルが境界の封鎖を解けば軍事施設を狙う精密兵器を作る」と開き直った。現場を歩き、集めた証言から浮かび上がる戦争の残酷な現実に迫る。

 

『日の丸 ~それは今なのかもしれない~』…

TBSドキュメンタリー史上、最大の問題作と呼ばれた作品がある。1967年2月放送、街頭インタビューのみで構成された番組『日の丸』。「日の丸の赤は何を意味していますか?」「あなたに外国人の友達はいますか?」「もし戦争になったらその人と戦えますか?」放送当時に閣議で問題視され、長年タブーとされてきた本作が現代に甦る。2022年と1967年、2つの時代の『日の丸』インタビューの対比を中心に、「日本」の姿を浮かび上がらせていく。

 

『池袋母子死亡事故 「約束」から3年』…

「安全な車を開発して欲しい」と記者に語った飯塚幸三受刑者。禁錮5年の判決を受け、今は地方の高齢者向けの刑務所で服役している。松永拓也さんは一人ぼっちの部屋で、亡くなった真菜さんと莉子ちゃんの遺品整理を始めた。「罪と向き合って欲しい」という思いは、衰えゆく90歳の高齢ドライバーに届くのか。“上級国民”への誹謗中傷、遺族の再発防止への願い、すれ違い続ける両者。社会に衝撃を与えた暴走事故を、3年にわたり追い続けた記録。

 

『ライブで歓声が聞こえる日 コロナ禍に抗う音楽業界』…

5人組メタルバンド「HAGANE」。彼女たちの“晴れ舞台”初ワンマンライブは新型コロナの感染拡大で無観客に。それから今日まで観客はライブで声を出すことが禁じられている。水際措置で開催困難となった海外アーティストの来日公演。洋楽プロモーターは2年以上“本業”ができず、先も見通せないままだ。観客の“声出し”はいつ解禁されるのか。海外アーティストが日本でライブをする日はいつ来るのか。コロナ禍に生きる音楽関係者の苦悩を描く。

 

『さっちゃん最後のメッセージ 地下鉄サリン被害者家族の25年』…

「家族みんなで支えていたことが、さっちゃんにとって本当に幸せだったのだろうか。辛い辛いで生きていたのではないだろうか」。2021年3月、浅川幸子さんの一周忌で、兄の一雄さんは涙を拭った。地下鉄サリン事件で重い障害を負いながらも、懸命に生きてきた幸子さん。傍らには在宅で介護し、いつも寄り添い続けた一雄さん一家の存在があった。突然、襲いかかった苦難に被害者家族はどう向き合ったのか。さっちゃんと家族の25年の記録。

 

『3本指のレジスタンス』…

2021年、ミャンマー国軍のクーデターで、多くの市民が犠牲になった。ウィンさんは、民主化運動で2度逮捕、国を脱出し、今は日本で祖国に帰れないミャンマー人を支援している。そんなある日、ミャンマーサッカー代表のアウン選手が、国際試合で国軍に抗議を示す「三本指」を示し、日本への亡命を決意した。息詰まる亡命劇の一部始終、国軍に翻弄されるミャンマー人の真の姿を追う。

©MBS毎日放送

 

」は、関西では、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田で4月8日(金)から4月14日(木)まで公開。各作品上映スケジュールは以下の通り。

今回、特別に以下の2作品について拝見させて頂いたので、紹介させて頂きます。

 

『ライブで歓声が聞こえる日 コロナ禍に抗う音楽業界』

コロナ禍において音楽業界も様々な影響を受けている。ライブハウスでクラスターが発生したこともあり、世間からの目が厳しい時は幾度もあった。だが、アーティストや業界関係者は静かに身を潜めておくわけにはいかない。自らの身体能力を以て表現するエンターテイメントの一つこそ、大変な時に力を与えてくれる。本作で、まずカメラが向けられたのは、ハーモニックメタルガールズバンドのHAGANE。完全にインディペンデントとして活動しながら評価されファンを獲得している。いよいよ初めてのワンワンLIVEという時にコロナ禍によって断念。最初の緊急事態宣言発令前は混乱しておりアーティスト誰もが何がベストなのか明確な解が分からない中で泣く泣くキャンセルや無観客対応をしていた。以降、世の中の状況に合わせて可能な限りの活動をしている。さらに、日本の錚々たる洋楽LIVEプロモーター代表陣が登場。アーティストの来日LIVEやロック・フェスティバルを開催できずギリギリの状態の中にいることを伝えていく。そして、HAGANEが尊敬しているBABYMETALが登場。コロナ禍における新たなLIVEの在り方を伝えていく。コロナ禍によって新たな技術に可能性を見出しながら、やはりLIVE空間の中での一体感ある盛り上がりを見出すことが出来るか。コロナ禍に抗いながら、未来に向かっていく姿をしっかりと見ておきたい。

 

『3本指のレジスタンス』

2021年に起こったミャンマーでの国軍によるクーデター。本作でメインとなる登場人物、ウィンさんは民主化運動で2度逮捕され、国を脱出し、日本にやってきた。茨城県牛久市にある東日本入国管理センターに収容された過去もある。だが、難民認定が得られ、大学・大学院にも入学し卒業できた。現在は、飲食店を経営しながら、日本で祖国に帰れないミャンマー人を支援している。なかなか難民認定されない事例はドキュメンタリー映画で昨今はよく見るようになったが、認定され、ここまで活動できているのは初めて観た。認定されるかどうか、その基準は明確にされていないが、一つの可能性を提示してもらってる。彼の下には様々な方が救いの手を求めていく。また、ミャンマー国軍の危険に晒されている方に対してもコンタクトを図っていった。サッカーのナショナルチームで来日した選手が国際試合で抗議を示す「三本指」を立てたことは勇気が要ることだし、決死の覚悟だっただろう。日本への亡命を決意し、緊迫的な状況を乗り越えた一部始終を見せられながらも、その後の彼をサポートしていく方々にも拍手を送りたい。日本の隣国がかつては民主化運動をしていたように、ミャンマーでも同様のことが起きるのか定かではないが、事あるごとにこういった作品はしっかりと見ておきたい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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