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女性指揮者の先駆者アントニア・ブリコの半生を描く『レディ・マエストロ』がいよいよ関西の劇場でも公開!

2019年10月3日

(C)Shooting Star Filmcompany – 2018

 

1920年代のニューヨーク、女性が指揮者になる夢を見ることさえ許されなかった時代に、アントニアが幾多の壁を乗り越えて、夢を叶える様を描く『レディ・マエストロ』が10月4日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『レディ・マエストロ』は、女性指揮者のパイオニア、アントニア・ブリコの半生を描く伝記ドラマ。女性が指揮者になるという夢を見ることさえ許されなかった時代に、自らの手でその夢を掴んだ彼女の波乱万丈な道のりを、マーラー「交響曲第4番」、ストラビンスキー「火の鳥」など数々の名曲とともに描き出す。1926年、ニューヨーク。オランダからの移民アントニアは、「女性は指揮者になれない」と言われながらも、指揮者になるためならどんな困難にも挑むと決めていた。音楽への情熱だけは誰にも負けない彼女は、ナイトクラブでピアノを弾いて稼いだ学費で音楽学校へ通い始めるが、ある事件によって退学を余儀なくされる。引き止める恋人を置いてベルリンへ向かった彼女は、遂に女性に指揮を教えてくれる師と巡り合い、まるで何かに取り憑かれたかのようにレッスンに没頭するが…

 

本作では、オランダのテレビドラマなどに出演してきたクリスタン・デ・ブラーンがブリコを演じ、マリア・ペーテルスが監督を務めた。

 

(C)Shooting Star Filmcompany – 2018

 

映画『レディ・マエストロ』は、10月4日(金)より大阪・梅田のテアトル梅田、10月5日(土)より京都・烏丸の京都シネマ、11月1日(金)より神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。

クラシック界に切り込むタクトに、一筋の輝きを観た!

 

女性の指揮者の先駆けとなった、アントニア・ブリコの半生を描く今作。厳格なクラシック界において、近年こそ女性指揮者が台頭してくる時代になったが、当時は、ほんの一握り。作中の舞台は1926年、女性が指揮者を夢みることさえ許されなかった世界。キャリアも富も持たない彼女に、性差別のバッシングも…しかし、彼女の音楽への”情熱”というタクトは決して折れないッ!

 

映画を彩る、クラシックの名曲たちの中にガーシュウィンの『ラプソディ イン ブルー』が印象的に流れる。一般的にクラシックで連想される古典派なものでなく、クラシック×アメリカンジャズで構成され、シンフォニックジャズと評されたこの選曲に、前時代のモノと切り拓くモノの融和が見所。

 

クラシック音楽に全く精通していなくても、十分に楽しめる作品である。恋愛映画としての側面も描かれているので、安心して観て頂きたい。劇中に登場する場末のナイトクラブでかかる楽曲も良いので、ぜひお楽しみを♪

from関西キネマ倶楽部

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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