シネマート心斎橋スタッフも出演、パンク映画監督島田角栄最新作『PLAN 6 CHANNEL 9』1週間限定公開中
パンク映画を製作している島田角栄監督の最新作『PLAN 6 CHANNEL 9』が現在シネマート心斎橋で1週間限定で上映されている。
『PLAN 6 CHANNEL 9』はシングルマザーのマヒルが切り盛りするパンクショップでの出来事を描く。頭のオカシイ彼女を連れていつもマヒルに金をせびりに来る元旦那や、ヤクザに惚れた女子高生、父親を憎むSM嬢とクレイジーな客が尽きない。マヒルは行き場のない魂達に、飛びきりの愛情を込めてロックを歌いながら似合う服を見たてていく。
映画初主演の矢沢洋子が主人公マヒルを演じ、繊細で攻撃的な眼差しで「ロックを歌いながら服を選ぶ女」を演じきる。その脇を固めるのはハリウッドザコシショウ、鳥居みゆき、ダイノジの大地洋輔、ギターウルフのU.G、THE COLLECTORSの古市コータロー、ロマンポルシェの掟ポルシェ、ザ・クレイジーSKB、ジョニー大蔵大臣、杉作J太郎、マメ山田、川本三吉と芸人からミュージシャン、個性的な俳優と多彩な出演者達が勢ぞろい。シネマート心斎橋の某スタッフも出演しており、作品を盛り上げている。
12月11日(土)より1週間限定にて現在上映中。上映後には島田角栄監督が登場し、思いの丈をぶちまける舞台挨拶が繰り広げられている。
【12月12日(月)鑑賞後追記】
今作も島田角栄流パンク映画一直線である。鑑賞する者を選ぶ作品かもしれないが、これだけそうそうたるミュージシャンなども揃えながら矢沢洋子さんが醸し出す一線のカッコよさは絶品である。まさに矢沢洋子さんだからこそ出来る主人公として成立する作品である。
個人的には古市コータローさん演じるギャングのようなヤクザ役には男としても惚れる処がある。THE COLLECTORSというモッズバンドのギタリストだからこそできる役といっても過言ではない。
- キネ坊主
- 映画ライター
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