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『Every Day』大阪・神戸で1週間限定上映 初日舞台挨拶開催

2016年12月10日

12月10日から大阪の第七藝術劇場・神戸の元町映画館で映画『Every Day』が公開された。公開初日には手塚悟監督、永野宗典さん、山本真由美さんによる舞台挨拶が行われた。

『Every Day』は、ある朝、主人公・晴之の目の前に、交通事故で昏睡状態にあったはずの恋人・咲が突然現れるところから始まる。「時間を、もらったのね。1週間」と告げられ、いつもと同じように弁当を差し出された。あたりまえだった2人の日常が、特別な時間に変わる…

『つるかめのように』『こぼれる』など数々の短編が国内外の映画祭で高く評価されてきた手塚悟監督の初長編作品。主演には人気劇団「ヨーロッパ企画」の永野宗典。共演に『4/猫~猫まんま~』『サーチン・フォー・マイ・フューチャー』『珍遊記』など出演作品の公開が続く山本真由美。他にも『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』の倉田大輔、『歓待』の山内健司ら魅力溢れるキャストが集結。また、haruka nakamura が音楽を担当し、全編ピアノで新録された楽曲が優しく映画を包み込む。

舞台挨拶では、「haruka nakamuraさんの同名曲から着想を得て、原作を担当した冨士原直也さんが物語を紡ぎ、最終的に映画化に至った」という手塚監督による映画化のエピソードから始まる。突然現れた咲という存在について、演じた山本さんは「ふわっとした淡いイメージの存在。日常に近い感覚を以って演じれば成立する存在」だと捉えた。永野さんにとっては「不思議な存在だけど、定義づけしなくてもいい存在。そばにいてくれた人の記憶との対話」だと捉える。手塚監督は「見えているものを強く信じるということを優先して撮った。永野さん、山本さんの二人には特に説明しなかった」と語る。

東京や地方で作品を上映する中で、「意外に男性受けしてする作品だ」と永野さんは感じる。「男性目線と女性目線では違うと感想を聞いて、どのように観られたのかな」と山本さんも話す。

舞台挨拶の最後には「思い浮かんだ人が自分にとって大切な人なんだなぁと思う感情がありました」と山本さんが述べ、永野さんからは「映画館を出た時の景色の違いを感じて頂けたら」と締められた。

『Every Day』は12月10日(土)から12月16日(金)まで大阪・第七藝術劇場神戸・元町映画館で1週間限定公開。連日、ゲストを迎えての舞台挨拶やトークショーが予定されている。(2017年、京都シネマで公開予定)

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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