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彼はどのように北朝鮮を欺いたのか?一般市民が北朝鮮の犯罪組織に潜入し実態を暴くドキュメンタリー『THE MOLE』がいよいよ劇場公開!

2021年10月11日

(C)2020 Piraya Film I AS & Wingman Media ApS

 

元料理人ウルリクと架空の石油王に扮するミスター・ジェームズが、北朝鮮の関係者を欺きながら盗撮をし、武器密輸の実態を暴いていく『THE MOLE』が10月15日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『THE MOLE』は、デンマークの一市民が北朝鮮の国際的な闇取引(武器密輸)のネットワークに潜り込み、その実態を暴き出すさまを描いたドキュメンタリー。デンマークの元料理人ウルリクは、北朝鮮の闇を暴きたいという思いから、スペインに本拠地をもつ北朝鮮との文化交流団体KFAにスパイとして潜入する。架空の石油王に扮するミスター・ジェームズと共に北朝鮮に潜入した2人は、長年にわたる団体への貢献によりKFA会長の信頼を得て、武器や麻薬を製造、供給する北朝鮮の国際犯罪組織の中枢へと潜り込んでいく。商談を重ね、契約を結んだウルリクは武器輸出ビジネスの実態を目撃。やがて自身もアフリカ某所での兵器と麻薬の密造工場建設計画に深く関わることとなる。ウルリクがひそかに撮影していた映像素材に、ブリュガー監督がナレーションやインタビューシーンなどを加え、完成させた。

 

本作は、デビュー作『ザ・レッド・チャペル』で北朝鮮を怒らせ入国禁止となり、昨年には『誰がハマーショルドを殺したか』が日本でも公開されたマッツ・ブリュガー監督による作品。2020年秋に英国BBCと北欧のテレビ局で放送され、2021年2月に『潜入10年 北朝鮮・武器ビジネスの闇』のタイトルでNHK-BSでも放送されて反響を呼んだ内容に未公開シーンなど追加している。

 

(C)2020 Piraya Film I AS & Wingman Media ApS

 

映画『THE MOLE』は、10月15日(金)より全国の劇場で公開。関西では、10月15日(金)より大阪・心斎橋のシネマート心斎橋と京都・烏丸の京都シネマ、10月16日(土)より神戸・元町の元町映画館で公開。

サスペンス映画を観ているかのような気分になったドキュメンタリー映画『誰がハマーショルドを殺したか』を手掛けたマッツ・ブリュガー監督。本作で暴こうとしたのは、北朝鮮の国際的な闇取引の実態。来月には日本でも公開となる『ザ・レッド・チャペル』で北朝鮮を怒らせ入国禁止となったため、とある人物にスパイ活動をさせた。その人物は、どこにでもいそうな平凡な人物ウルリクだった。北朝鮮に関心を持つ人間はどこの国にも存在する。ウルリクはあくまでデンマークの元料理人でしかない。だからこそ、怪しむべき経歴がなかった。この逆手にとって、信頼を集めることが出来るならスパイにも成りえる。映画で見るようなカッコいいキャラクターだけがスパイになれるのではない。どこにでもいそうな平凡な人間こそがスパイである可能性もある。もはや誰を疑えばいいのか分からない。ウルリクは、10年間も正体を暴かれることなく北朝鮮の当局者らの前に対峙することが出来たのは驚くばかり。実際の彼は、非常に頭がキレる人間で、優れた記憶力も備え、対人能力が十分に高い。人心掌握術を以て世界各国を動き回れる人間だ。まさにスパイである。

 

予告編を観た段階で、これはどうやって撮っていたのか、と思うばかり。驚愕の映像には驚くばかり。劇映画やフェイクドキュメンタリーでは無いんですよね!?と疑ってしまう。だが、マッツ・ブリュガー監督とウルリクの類まれなる能力によって現実に撮影出来た映像である。本作を世界に向けて公開できたマッツ・ブリュガー監督の度胸に心から拍手を送りたい。さすがに再び北朝鮮に関するドキュメンタリー作品を手掛けることはないように思えるが、次にどのような作品を手掛けるのか楽しみにしたい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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