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フランスの田舎町を旅するアニエス・ヴァルダとJRが人々と交流しながら映画を作っていく『顔たち、ところどころ』がいよいよ全国の劇場で公開!

2018年9月13日

(C)Agnes Varda-JR-Cine-Tamaris, Social Animals 2016

 

カンヌ映画祭でパルムドール名誉賞を受賞しているアニエス・ヴァルダ監督と、気鋭アーティストとして知られるJRが共同監督で作り上げたドキュメンタリー『顔たち、ところどころ』が、関西含め全国の劇場で9月15日(土)より公開される。

 

映画『顔たち、ところどころ』は、フランス映画界の名匠アニエス・バルダ監督と若手アーティストのJRが共同監督を務めたロードムービースタイルのドキュメンタリー。「ヌーベルバーグの祖母」とも呼ばれ、女性監督の先駆者としてカンヌ国際映画祭やアカデミー賞の名誉賞も受賞している88歳のバルダと、参加型アートプロジェクト「Inside Out」で知られる34歳のアーティスト、JR。親子ほども年の離れた2人がフランスの田舎をトラックで巡りながら、市井の人々と接し、作品をともに作り、残していくいく旅の様子を記録した…

 

本作は、第70回カンヌ国際映画祭にて最優秀ドキュメンタリー賞にあたるルイユドールを獲得。6月6日に永眠した寺尾次郎が字幕翻訳を手がけた。

 

映画『顔たち、ところどころ』は、9月15日(土)より、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、難波のなんぱバークスシネマ、京都のMOVIX京都で公開。また、10月6日(土)より神戸・三宮のシネ・リーブル神戸でも公開。

アニエス・ヴァルダ監督は、「ヌーベルバーグの祖母」とも呼ばれ、女性監督の先駆者として、役者や人々を輝かせてきた。JRは、市井の人々を撮り続け、ポートレートを貼り出し続け、本作でも匿名性を持った街のスターを産み出し続けた。88歳のアニエス・ヴァルダさんと34歳のJR、生きてきた時間や歩みは違えど、お互いが手掛けたきたことには共通するものがある。だからこそ、お互いの意見を尊重したうえで、アートが出来上がっていくストーリーは魅力的だ。

フランスの田舎町を旅しながら、何者でない人々に注目し、写真を撮ることで、アイデンティティを浮かび上がらせていく。最終的に、確固たるアイデンティティが世に知られた人物に会いに行こうとする…旅の最後で、改めて2人はお互いを見つめ、観客に向かって、人生で大事なものを教えられたような気がした。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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