英国紳士2人がスペインで美食巡り!『スペインは呼んでいる』がいよいよ関西の劇場でも公開!
(C)SKY UK LIMITED 2017.
ショービズ界の人気者コンビがスペインでグルメ取材を敢行する過程で、彼らの人生の悲喜劇を浮かび上がらせる『スペインは呼んでいる』が11月29日(金)より関西の劇場でも公開される。
映画『スペインは呼んでいる』は、グルメ取材の旅をユーモアたっぷりに描く「グルメトリップ」シリーズの第3作。前2作に続き、グルメ取材でスペインにやって来たスティーブとロブ。カミーノ・デ・サンティアゴの巡礼ルート、世界遺産の街クエンカ、イスラム文化の色濃く残るグラナダなどの観光名所を巡り、極上の料理やワインを堪能しながら、大スターたちのモノマネやウィットに富んだ会話を繰り広げる。仕事も人生も成功している彼らだったが、恋人とのことや家族との関係など、悩みはつきない。5泊6日の旅が終わりに近づいた頃、スティーブはある決断をロブに告げる。
本作は、『あなたを抱きしめる日まで』のスティーブ・クーガンとイギリスを代表するコメディアンのロブ・ブライドンが本人役で共演。『イン・ディス・ワールド』のマイケル・ウィンターボトム監督がメガホンをとった。
(C)SKY UK LIMITED 2017.
映画『スペインは呼んでいる』は、11月29日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田と神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。また、12月7日(土)より京都・烏丸の京都シネマでも公開。
芸達者な2人が実際にスペイン各地を縦断しながら旅していくロードムービー。あくまで自分自身を演じているフィクションではあるのだが、ドキュメンタリーを観ているかのような錯覚に陥ってしまう。
2人の会話に出てくる数々の映画や俳優・監督は実在するものであり、ましてやモノマネまで披露する。1人はコメディアンであるので、各地でコントを見せられている気分になり、飽きの来ない仕様に出来上がっていた。出来ることならずっとこの2人のやり取りを現地で横に座って観ていたい。イングランド北部の湖水地方を巡った1作目『スティーヴとロブのグルメトリップ』、イタリアを縦断する2作目『イタリアは呼んでいる』に続く今作だが、さらにギリシャを巡る4作目が現在制作準備中とのことで、次作も楽しみで仕方がない。
なお、個人的には、マイケル・ウィンターボトム監督は『24アワー・パーティ・ピープル』が好きなのだが、このような人間の悲喜こもごもを描く作品も手掛けており、多様な作品に携わっている監督の今後にさらに注目しておきたい。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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