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母を嫌い続けた娘が余命わずかの母と寄り添い、自分自身とも向き合っていく『恒星の向こう側』がいよいよ劇場公開!

2026年10月27日

©2025 映画「恒星の向こう側」製作委員会

 

がんを患う母と、闘病生活を支える娘が、死を目前に互いに向き合う様を描く『恒星の向こう側』が10月30日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『恒星の向こう側』は、余命わずかな母のもとに帰郷した女性が、母と衝突しながらも彼女を理解していく姿を描いた人間ドラマ。母の余命を知り故郷に戻った未知は、母の可那子に寄り添おうとするものの拒絶され衝突を繰り返す。未知は夫の登志蔵との子を身ごもっているが、亡き親友への思いに揺れる夫の姿に不安を募らせる。やがて母の遺したテープから“もうひとつの愛”を知った未知は、初めて母を理解し、母から託された愛を胸に前へと進んでいく。

 

本作は、国内外から注目を集める中川龍太郎監督が『走れ、絶望に追いつかれない速さで』『四月の永い夢』に続いて喪失と再生をテーマに撮りあげた3部作の最終章。『あの娘は知らない』の福地桃子さんが主人公の未知、『あん』『朝が来る』などの監督として知られる河瀨直美さんが母の可那子を演じ、寛一郎さん、朝倉あきさん、南沙良さん、三浦貴大さん、久保史緒里さん、中尾幸世さんが共演。劇場アニメ『ルックバック』のharuka nakamuraさんが音楽を手がけた。2025年の第38回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、福地桃子さんと河瀨直美さんがそろって最優秀女優賞を受賞した。

 

©2025 映画「恒星の向こう側」製作委員会

 

映画『恒星の向こう側』は、10月30日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のTOHOシネマズなんば、京都・烏丸の京都シネマ、兵庫・神戸のシネ・リーブル神戸等で公開。

常に母親の顔色をうかがいながら生きてきた娘。大人になった今も心の中では色んなことを思いながらも、理性的に振る舞っていた。気持ちよりも、その場で求められる正しさや世の中のルールばかりを優先してしまう。母は思ったことを嫌味ったらしく言ってくる。外では礼儀正しく振る舞うけど、自分には厳しくあたるのだ。母が倒れたと連絡が入る。余命も短い。嫌いだけど、1人奈良に住む母と過ごすことを選ぶ。相変わらず嫌なことを言い、拒絶を繰り返す母に嫌気が差しながらも向き合う。

 

スマホが普及しSNSの発達と共に、急速に世界の距離は近づいた。しかし、人と人との距離感は気づけば遠ざかっていく。特に、価値観が合わない相手との距離は遮断して終わり。自分自身の人生を生きるにはその方が気持ちよく、伸び伸びと生きられるけど、親子となると、そうとも言えない時がやってくるだろう。もちろん親子だからといって縛られる必要はないし、離れたほうが幸せな人も世の中には存在する。だが、死の間際、理解したいと思うのもまた親子だからこそだと思う。そんな風に思えたのなら、たとえ傷ついてでも向き合ってみてもいいのかもしれない。そこには自分が思ってもみなかった姿の親がいるかもしれない。親だからといって完璧ではないはずだ。世間は”親なんだから”と言うのかもしれないけど、親も人間なのだから。亡くなってからでは遅いのだから、覗いてみてもいいのではないだろうか。

fromブライトマン

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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