就職活動に悩む大学4年生が、映画撮影の現場を手伝うことで自分を見つめ直していく『劇情』がシアターセブンでも公開!
©one & be/Cinemago
就職活動に苦戦する大学4年生の女性が、映画監督を志すキャンプ仲間に自主制作映画の手伝いを頼まれ、撮影に参加したことで自分を見つめなおす姿を映しだす『劇情』が10月10日(土)より大阪・十三のシアターセブンでも公開される。
映画『劇情』は、社会の物差しのなかでもがく22歳の若者の葛藤を、やさしい眼差しで描き出すヒューマンドラマ。大学4年生の井上彩は、就職活動がうまくいかず苦悩する日々を過ごしていた。趣味のキャンプ仲間である田島健吾は、愚痴をこぼす彼女に対し「夢とかなくて、人生楽しい?」と問いかける。映画監督を目指す田島は就職活動をしないと公言し、撮影現場のインターンに取り組んでいた。彩は田島に誘われ、自主制作映画の手伝いに参加することになる。撮影現場を訪れた彼女は、画面の端に立つエキストラの人たちにもまた、それぞれの物語があることに気づき、就職活動での自己分析では見つけられなかった“何か”を感じはじめる。
本作では、長編初監督作『光る校庭』が高く評価された比嘉一志さんが、下北沢を拠点に活動するロックバンドSouvenirの楽曲にインスピレーションを得て制作した。就職活動に悩む井上彩役で『インコンプリート・チェアーズ』の中野歩さん、映画監督を目指す田島健吾役でドラマ「十角館の殺人」の小林大斗さんが出演している。
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映画『劇情』は、10月10日(土)より大阪・十三のシアターセブンでも公開。10月10日(土)14:40の回上映後には、中野歩さんと小林大斗さんと中野綾琉さんと比嘉一志監督、10月11日(日)14:40の回上映後には、
中野歩さんと小林大斗さんとドンココのりゅうさんと中野綾琉さんと比嘉一志監督を迎え舞台挨拶を開催予定。
本作を鑑賞しながら、自身の就職活動を思い出していた。自己分析のようなものをしながら、どうにかして履歴書に書く内容に悪戦苦闘しながらも、どうにか就職課のGOサインを受け取って、毎日会社説明会や面接に行っていたものだ。最初は、他の学生との勝負だと思っていた。エリート大学の学生は、颯爽と内定をゲットしているんだろうなぁ、と。だが、就職活動において最大の敵は自分自身だった。自分のどういったところが秀でていて、企業に対してアピールできるのか。根拠となるエピソードを携えて、相手に上手く伝わるように自己を表現していくと、いつしか光が射してきたかな、なんて思っている。今作の場合、主人公は、自身が社会において何が出来るか、を分からない状態のままで日々を過ごしていく。そんな中で、会社に属さずフリーランスとして、映画監督を目指す仲間から、撮影現場の手伝いをすることになる。そこで、一つの社会を垣間見るわけだが、所謂”モブ”と云われる人達1人1人に日々の生活があることに気づかされていく。人によっては、いてもなくてもいい存在だと思うかもしれない。だが、欠いてしまったら、不自然にもなってしまう存在である可能性もある。社会においても必要ない人間なんていないんだ、と自然と気づかれていくだろう。そこで、就職活動に翻ってみると、気づかされることがいくらでもあるのだ。そうやって、この主人公は、面接において何をアピールすることが出来るのか。まさに主人公の気分になって思う存分に本作を楽しんでほしい限りだ。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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