烏野高校と音駒高校の戦いを描く『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』がいよいよ劇場公開!
©2024「ハイキュー!!」製作委員会 ©古舘春一/集英社
バレーボールに青春を懸ける高校生たちを描いた漫画『ハイキュー!!』の中で、人気のエピソードの“烏野高校VS音駒高校”の因縁対決を描く『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』が2月16日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は、バレーボールにかける高校生たちの熱い青春を描いた古舘春一の人気漫画を原作とする大ヒットアニメ「ハイキュー!!」の続編となる劇場版2部作の第1部。原作の中でも屈指の人気エピソード「烏野高校VS音駒高校」を映画化。強豪ひしめく春高バレー宮城県予選を勝ち上がり、優勝候補のひとつとされていた兵庫県代表の稲荷崎高校を破って3回戦に進出した烏野高校。対戦相手となる音駒高校はかつて烏野とライバル関係にあり、一時は交流が減ったものの日向たちが入部してからは再び合宿や練習試合で共に汗を流す良き仲間となっていた。その戦いは校名についた「カラス」と「ネコ」の名前から「ゴミ捨て場の決戦」と呼ばれる。プレースタイルも真逆で、超攻撃型の烏野に対し、音駒は「つなぎ」をモットーにする守りのチーム。ついに現メンバーでの公式戦初対決に臨むことになった彼らは、全国大会の舞台で白熱の試合を繰り広げる。テレビアニメに続いてProduction I.Gがアニメーション制作を手がけ、テレビアニメ第1~3期の監督を務めた満仲勧さんが監督・脚本を担当した。
©2024「ハイキュー!!」製作委員会 ©古舘春一/集英社
映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は、2月16日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマ、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、兵庫・神戸のOSシネマズミント神戸等で公開。
2012年から8年半連載され、終了後の現在も多くの人に愛されている「ハイキュー!!」。その理由として、綺麗事ではなく勝敗が関係あるような描き方をしており、試合が終わった際に見る者のココロには勝敗以上の思いが残っていくことが大きい。そういった由縁もあり、テレビアニメを再編集し新カットを加えた作品が劇場で公開されてきたが、本作は、テレビアニメの続編としての劇場版となる新作である。描かれるのは、烏野高校と音駒高校による因縁の対決。両校の選手、彼らを支えてきた人々との出会い、お互いに歩んできたプロセスが背景にあり、敵や味方等が関係なく、其々の選手に感情移入してしまう描かれ方は秀逸の出来栄えだ。それは、アニメーションにおけるカメラワークの表現に注目するだけでも目を見張るポイントが多くある。錚々たる声優陣が名を連ね、各々のキャラクターをエモーショナルに演じ、1つの試合を観ていくだけでも成長があり、そこには最適なカメラワークが備わっていた。現実の試合に匹敵するほどにバレーボールのおもしろさが存分に詰め込まれている作品であることを改めて知ってしまう。なお、本作は、劇場版2部作の第1部であり、第2部があの高校ということは…今から大いに楽しみにしておきたい。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
- 最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!