宇宙のかなたにある小さな星で、大統領と出会ったのび太たちが反乱軍に立ち向かう姿を描く『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』がいよいよ劇場公開！
©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2021
小さな宇宙人と出会ったドラえもんとのび太たちが、惑星のピンチを救うべく広大な宇宙で大冒険を繰り広げる『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』が３月４日（金）より全国の劇場で公開される。
『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』は、国民的アニメ「ドラえもん」の長編映画４１作目。１９８５年に公開されたシリーズ６作目『映画ドラえもん のび太の宇宙大戦争（リトルスターウォーズ）』のリメイク。夏休みのある日、のび太が拾った小さなロケットの中から、手のひらサイズの宇宙人パピが現れる。パピは、宇宙の彼方の小さな星、ピリカ星の大統領で、反乱軍から逃れて地球にやってきたという。スモールライトで自分たちも小さくなり、パピと一緒に時間を過ごすのび太やドラえもんたち。しかし、パピを追って地球にやってきた宇宙戦艦が、パピを捕らえるためのび太たちにも攻撃を仕掛けてくる。責任を感じたパピは、ひとり反乱軍に立ち向かおうとするが…
本作では、クーデターを起こしピリカ星を支配する独裁者のギルモア役に香川照之さん、今作のオリジナルキャラクターでありピリカ星の大統領パピの姉ピイナ役を松岡茉優さんが演じ、Official髭男dismが主題歌を手掛ける。さらに、ゲスト声優発表第二弾として朴璐美さん、梶裕貴さん、諏訪部順一さんの超実力派声優陣を迎え、ゲスト声優発表第三弾としてミルクボーイが出演することが解禁となり、大きな反響を呼んだ。監督は「ケロロ軍曹」劇場版シリーズなどを手がけ、『映画ドラえもん のび太の月面探査記』では演出を担当した山口晋さん。脚本に『さよなら、ティラノ』『サイダーのように言葉が湧き上がる』『交響詩篇エウレカセブン』等のアニメ作品を多数手がける佐藤大さん。
©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2021
『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』は、３月４日（金）より全国の劇場で公開。
サイズ感は小さくても、やっていることは立派なバトルアクションムービーである本作。冒頭の戦闘シーンから、普段のドラえもんシリーズとは違う迫力に、心掴まれること間違いなし。リメイクにあたり、映像面は３Ｄと２Ｄを同時に使う技法であったり、演出に現代的なテイストを加えたりしていることも忘れていない。声優陣も目を疑うほど豪華で、パピ役に朴璐美さん、ロコロコ役に梶裕貴さん、ドラコルル役に諏訪部順一さんと…各アニメの主役級声優が揃い踏みだ。
そして、特筆すべきは、音響の素晴らしさ。ダイナミックレンジの広さによってＢＧＭ、ＳＥ、セリフの音が、お互いを潰し合わない絶妙なラインで共存している。普段の映画鑑賞時は、音の定位感ばかりに意識が向いてしまっていたが、本作が改めて強弱のメリハリこそが最重要であることを認識させてくれた。たとえ遠出になっても『映画ドラえもん』シリーズの本気を観るため、ドルビーアトモスでの上映館に駆けつけることを強く推奨したい。
fromねむひら
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- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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