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移民の少年達が暮らす自立支援施設で働くことになった料理人を描く社会派キッチンコメディ『ウィ、シェフ!』がいよいよ劇場公開!

2023年5月1日

©Odyssee Pictures – Apollo Films Distribution – France 3 Cinema – Pictanovo – Elemiah – Charlie Films 2022

 

元一流レストランのシェフが、自立支援施設で働く中で移民の少年たちと交流し、変わっていく様を描く『ウィ、シェフ!』が5月5日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ウィ、シェフ!』は、孤独なシェフと移民の少年たちが料理を通して交流する姿を、実在のシェフであるカトリーヌ・グロージャンをモデルに描いたフランス製コメディドラマ。一流レストランでスーシェフを務める女性カティは、シェフと大ゲンカして店を飛び出してしまう。やっとのことで見つけた新しい職場は移民の少年たちが暮らす自立支援施設で、まともな食材も器材もない。施設長ロレンゾは不満を訴えるカティに、少年たちを調理アシスタントにしようと提案。料理がつないだ絆は少年たちの未来のみならず、天涯孤独で人づきあいが苦手だったカティの人生にも変化をもたらしていく。

本作では、『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』のオドレイ・ラミーがカティ役で主演を務め、『最強のふたり』のフランソワ・クリュゼが施設長ロレンゾを演じる。監督は『社会の片隅に』のルイ=ジュリアン・プティが務めた。

 

©Odyssee Pictures – Apollo Films Distribution – France 3 Cinema – Pictanovo – Elemiah – Charlie Films 2022

 

映画『ウィ、シェフ!』は、5月5日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や難波のなんばパークスシネマ、京都・烏丸御池のアップリンク京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸等で公開。

一流レストランでスーシェフ(副料理長)を務める主人公のカティは、自身が最善だと思ってやって施したメニューがレストランには受け入れられず、喧嘩をして店を去ることに。とはいえ、次の職場を見つけることは上手くはいかず。そこで飛び込んだのは、移民の少年達が暮らす自立支援施設だった。食事を全て任されたとはいえ、一流レストランで働いていた者にとっては、不衛生で調理器具が整っておらず、不満しかない。そこで、調理アシスタントを募ったら、意欲はあっても術は持っていない。ならば、ルールを徹底させた上で一から教えていくことに。自立支援施設の立場からすれば、元いた国に送還させずフランスで自立してもらうことが本意。そんな気持ちを汲み取って、カティが自らを省みて皆を育てていく姿が何とも微笑ましく応援したくなってしまう。しかも、本作は、実在のシェフをモデルにして描いており、フランスの現実を光と影の視点で描いており、興味深いストーリー展開が成されていく。ライトなタッチのコメディからシリアスな物語へと変化していく本作が今の日本で公開される意義が十分にある一作である。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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