いつもあたたかく歓迎してくれる日本が大好きです…『ブレット・トレイン』ジャパンブレミア試写会 in KYOTO開催！

2022年8月23日

ブリーフケース奪取の指令を受けた殺し屋が東京から京都へ向かう高速列車に乗り込むも、列車の中で次々と刺客に襲われる『ブレット・トレイン』が９月１日（木）より全国の劇場で公開。８月２３日（火）には、京都・二条のＴＯＨＯシネマズ二条にブラッド・ピット、アーロン・テイラー＝ジョンソン、真田広之、マシ・オカ、デヴィッド・リーチ監督、ケリー・マコーミックプロデューサー、堀内賢雄、フワちゃんを迎え、ジャパンブレミア試写会 in KYOTOが開催された。

映画『ブレット・トレイン』は、作家の伊坂幸太郎による「殺し屋シリーズ」の第２作「マリアビートル」を、『デッドプール2』のデビッド・リーチ監督がブラッド・ピット主演でハリウッド映画化したクライムアクション。いつも事件に巻き込まれてしまう世界一運の悪い殺し屋レディバグ。そんな彼が請けた新たなミッションは、東京発の超高速列車でブリーフケースを盗んで次の駅で降りるという簡単な仕事のはずだった。盗みは成功したものの、身に覚えのない９人の殺し屋達に列車内で次々と命を狙われ、降りるタイミングを完全に見失ってしまう。列車はレディバグを乗せたまま、世界最大の犯罪組織のボス、ホワイト・デスが待ち受ける終着点の京都へ向かって加速していく。共演に『オーシャンズ8』のサンドラ・ブロック、『キック・アス』シリーズのアーロン・テイラー＝ジョンソン、『ラストサムライ』の真田広之ら豪華キャストが集結。

上映前にブラッド・ピット、アーロン・テイラー＝ジョンソン、真田広之、マシ・オカ、デヴィッド・リーチ監督、ケリー・マコーミックプロデューサー、フワちゃん、堀内賢雄が登壇。観客大興奮の中で舞台挨拶が繰り広げられた。

まず、日本のファンを目の前にしてブラッド・ピットは喜びを表しながら「実は、数年前に京都に来ました。この映画と同じように東京から京都まで新幹線で来ました」と明かす。そして映画を楽しんでもらうことを願い「私達の愛情をこの映画で感じて下さい」とメッセージを送った。また、コロナ禍でのロックダウン中に本作の脚本を読んでおり「最高、キャラクターも素晴らしい。楽しい映画になる。僕の旧友のデヴィッド・リーチ監督がやっているのも運命的なものを感じました」と気に入っている。

今回が初来日のアーロン・テイラー＝ジョンソンは、ブラッド・ピットとの共演は物凄い喜びで「毎日が楽しくてしょうがない。しかも、パンデミック中に撮影したので、毎日がアクションや戦いがあった」と振り返り「僕とブラッドの間で凄い戦いがあるので、見逃さないように。楽しみにしていてください」と期待させていく。

凱旋帰国となった真田広之はブラッド・ピットとの共演について「最初からとてもフレンドリーで紳士で映画への情熱がとても激しく、そして優しく。日々、撮影を一緒にするのが楽しみでしたね」と思い返す。これを受け、ブラッド・ピットは「偉大なgreatです」と賛辞を送り「５５年のベテランでしか持ち込めないエレガンスや気品や格をこの映画に持ち込んでくださいました」と感謝の念を送った。真田も「ドウモアリガトウ」と応じていく。

アメリカで様々な作品で活躍しているマシ・オカはブラッド・ピットとの共演に撮影初日はとても緊張していたが「凄い気さくな方です。凄いフレンドリー。無茶苦茶寛大な方なんです。凄い辛抱強い」と助けられた。「一緒に演技させて頂くことによって、アドリブとか楽しいものが沢山あって、何百回もテイクを撮ったんですが、ほぼ割愛されたので、そこは…」と残念がりながらも「無茶苦茶楽しかったです。作品も凄い楽しいので、是非皆さん御覧になってください」と伝えていく。

伊坂幸太郎の小説を映画化するにあたり、ケリー・マコーミックプロデューサーは「実は、私達がこの企画に関わった段階では、もうこの原作が脚色された脚本の段階でした」と明かし「通常なら原作を脚本化しますが、今回は脚色化されたものを読んでから原作を読んだんです。脚本を手掛けたザック（・オルケウィッツ）が作品の魂やディテールを見事に描いてくださって伊坂さんの小説のキャラクターを増幅させるように描くことが大事でした」と語る。

デヴィッド・リーチ監督は「原作を読んで、映画でも楽しい作品にすることを大事にした」と話すと共に「観ていて楽しい日本を描きたかった。日本文化に対しての僕らの愛や思い、リスペクトをしっかり込めながら」と敬意を表す。とはいえ「誇張された日本になっています」と述べ「２時間現実逃避できるような場所で楽しんでください。アニメや漫画が持つポップな雰囲気、日本のアートが持つカラフルなセンスを入れたつもりです」と説明した。

そして、２５年間もブラッド・ピットの声を担当してきた堀内賢雄は「夢を見ているみたいな感じで」と打ち明けながらも「今回、夢のように立たせて頂いて、本当に感激です」と喜んでいる。すかさずブラッド・ピットは「鏡を見ているようです」とコメントされ、堀内は「やめてくださいよ」と照れ笑い。今回、初対面となり「なんてフランクで、柔らかい方なのか。好きになりました」と感動。また本作について「レディバグは運が超悪くてツキのない男」と指摘した上で「僕は、超ラッキーな男。幸運な男」だと自負し、感謝を伝えていく。なお、堀内の声についてブラッド・ピットは「セクシー」と讃えた。

さらに、フワちゃんは豪華キャストと初対面し、嬉しさを最大限に表していく。ブラッド・ピットについて「こんなに優しくて、こんなに気さくで」と話し、スマホで自撮りのエピソードを披露。一足早く今作を観ており「本物のブラピも皆も最高だけど、役のブラピは、もっと格好良いから」と激推し。フワちゃんの姿を観て、ブラッド・ピットは「ファンタスティック！」、アーロン・テイラー＝ジョンソンは「アメイジング！」と反応し楽しんでいた。