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倒した怪獣の死体の後始末に奔走する人々を映す特撮コメディ!『大怪獣のあとしまつ』がいよいよ劇場公開!

2022年2月2日

(C)2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会

 

国を襲う怪獣が死んだあとで、どのように巨大な死体を処理するのか、怪獣映画では描かれることのない、“その後”の世界で起きるであろう問題を描く『大怪獣のあとしまつ』が2月4日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『大怪獣のあとしまつ』は、巨大怪獣の死体処理を題材に描いた空想特撮エンタテインメント。人類を恐怖に陥れた巨大怪獣が、ある日突然死んだ。国民が歓喜に沸く一方で、残された死体は徐々に腐敗・膨張が進んでいく。このままでは爆発し、一大事を招いてしまう。そんな状況下で死体処理を任されたのは、軍でも警察でもなく、3年前に姿を消した特務隊員・帯刀アラタだった…

 

本作は、ドラマ「時効警察」シリーズの三木聡監督が「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さんを主演に迎え、アラタとはかつて特務隊で同僚だった環境大臣秘書の雨音ユキノを土屋太鳳さん、ユキノの夫で総理秘書官の正彦を濱田岳さん、爆破処理のプロであるブルースをオダギリジョーさん、未曾有の事態に翻弄される総理大臣の西大立目完を西田敏行さんが演じる。「平成ゴジラ」シリーズや「ウルトラマン」シリーズの若狭新一さんが怪獣造形を担当した。

 

(C)2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会

 

映画『大怪獣のあとしまつ』は、2月4日(金)より全国の劇場で公開。

大怪獣が死んだ”その後”を描くストーリー。

 

空想上の出来事であっても、真摯に『現実で実際に起きたら』を徹底しているため、コメディでありながらも、現代政治批判など風刺的な部分まで内包しているから侮れない。空想エンタメという点でも、雰囲気は『前田建設ファンタジー営業部』に近いものがあるため、例のノリが好きな人にとっては大歓喜の映画となるだろう。

 

山田涼介さん演じる帯刀アラタと、アラタを取り巻く人物達の確執を描くシーンも多く、様々な人物が入り乱れては、各々の主張を声高々に挙げる。「KAIJU」というワードに縁が深い菊地凛子さんをキャスティングした時点で、本作の功績は既に大きいが、特撮ファンにとっては、爆破のエキスパートであるブルースをオダギリジョーさんが演じているというだけでも、奇跡のような作品に感じ取れるのではないだろうか。夢のような豪華キャスト陣による怪獣珍騒動の意外なオチには思わず「そう、きたか!」と唸らされた。本作のようなアイデアで勝負する映画はおもしろく、今後も人気作品やシリーズの”その後”を本気で考えてみた映画が作られると、ファン達の夢は今以上に広がりそうだ。

fromねむひら

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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