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音楽史に名を残すデヴィッド・ボウイの若き日をたどる伝記映画『スターダスト』がいよいよ劇場公開!

2021年10月5日

(C)COPYRIGHT 2019 SALON BOWIE LIMITED, WILD WONDERLAND FILMS LLC

 

『ジギー・』を発表する前年でのデヴィッド・ボウイの胸中や舞台裏、彼のターニングポイントに関わった人々に迫る『スターダスト』が10月8日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『スターダスト』は、デビッド・ボウイの若き日の姿と、彼の最も有名な別人格「ジギー・」誕生の裏側を描いた伝記映画。1971年、3作目のアルバム「世界を売った男」をリリースした24歳のボウイはイギリスからアメリカへ渡り、マーキュリー・レコードのパブリシストであるロン・オバーマンとともに、初の全米プロモーションツアーを開始。しかし彼は自分が世間に全く知られていないこと、そして時代がまだ自分に追いついていないことを知る。ベルベット・アンダーグラウンドやアンディ・ウォーホルとの出会いなど、アメリカで多くの刺激を受けるボウイ。一方、兄の病気も彼を悩ませていた。

 

本作では、いくつもの殻を破り、やがて世界屈指のカルチャーアイコンとしての地位を確立していくデビッド・ボウイを『ブルックリンの恋人たち』への出演やミュージシャンとしても活躍するジョニー・フリンが演じた。共演に『ハンガー・ゲーム』シリーズのジェナ・マローン。『大統領暗殺』のガブリエル・レンジ監督がメガホンをとった。

 

(C)COPYRIGHT 2019 SALON BOWIE LIMITED, WILD WONDERLAND FILMS LLC

 

映画『スターダスト』は、10月8日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや京都・烏丸の京都シネマ、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OSで公開。

デヴィッド・ボウイは、1969年に映画『2001年宇宙の旅』をモチーフにしてアルバム『スペイス・オディティ』を制作し、シングル「スペイス・オディティ」がヒットし、人気ミュージシャンの仲間入りを果たす。

翌年に『世界を売った男』をリリース。『スペイス・オディティ』の世界観を経て歌詞には哲学・美学の要素を深めたが、評論家からは酷評。イギリスでは鳴かず飛ばずとなり、心機一転、アメリカでのプロモーションツアーに乗り出す姿を本作では描いている。今となっては、知られざるデヴィッド・ボウイの変遷を監督は選んだ。1970年代初頭では、グラム・ロックへの理解は微塵もない。女性向けの服にしか見えない衣装を着たボウイをアメリカでは誰も見向きもしない。されど、自身の内面をさらけ出すかのように、ジャック・ブレルの「アムステルダム」をカバーする。ここまで注目されずも、自身のキャラクターを構築し、相手にされていないと気づいてもインタビューを受けている姿は切ない。

 

アメリカでの出来事を描いていくと共に、デヴィッド・ロバート・ジョーンズとしての少年時代も描かれていく。自らの音楽的才能を開花させていく共に、精神を病んでしまった兄との関係も映し出す。周囲に自らを曝け出すことが出来ず、いつまでも兄テリーの幻影が纏わりついていくボウイの半生は内面的にどれほど壮絶だっただろうが。故に自らの音楽制作活動の中に独自のキャラクターを生み出していったことが伺える。アメリカでの宣伝活動の翌年には、名盤と呼ばれるコンセプト・アルバム『ジギー・スターダスト』をリリース。グラム・ロックのスタートして確固たる地位を確立した。本作は、『ジギー・スターダスト』が生まれる前年の知られざる出来事を描き、若きデヴィッド・ボウイを構築していく変遷を知ることが出来る一作である。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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