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これまでとは違うトライがあるグルメドラマ…!『放課後ソーダ日和 -特別版-』森田想さんと枝優花監督を迎え舞台挨拶開催!

2019年3月30日

世界一美味しい飲み物“クリームソーダ“を求めて純喫茶巡りをする3人の少女たちの姿を描く『放課後ソーダ日和 -特別版-』が3月30日(土)より関西の劇場でも限定公開。初日には、大阪・十三のシアターセブンに森田想さんと枝優花監督を迎え、舞台挨拶が開催された。

 

映画『放課後ソーダ日和 -特別版-』は、枝優花監督による『少女邂逅』のアナザーストーリーとしてYouTubeで配信されたWEBドラマ「放課後ソーダ日和」の劇場用再編集版。世界一美しい飲み物=クリームソーダを求めていくつもの純喫茶をめぐり歩く少女たちの小さな冒険を描いた。夏休みを前に、ひょんなことから初めて言葉を交わしたクラスメイトのサナ、モモ、ムウ子。ワンコイン=500円で手軽に過ごす放課後に飽きていた3人は、美しい飲み物であるクリームソーダとめぐり合い……
出演は『アイスと雨音』の森田想さん、モデルとして活躍する田中芽衣さん、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』の蒼波純さん。『少女邂逅』主演の穂志もえか(保紫萌香)さんとモトーラ世理奈さんも出演している。

 

上映後、森田想さんと枝優花監督が登壇。森田さんにとっては初めて、枝監督にとっては久々の大阪となり、短い時間を存分に楽しんだ。

 

急遽、今回の特別版を制作するにあたり、枝監督は、昨年末に急ピッチで編集チームを編成し、1日かけて構成を相談していく。YouTubeドラマでは、羊文学によるエンディングテーマ「天気予報」が毎回流れていたが「パッケージを変更し、森田さんにも協力頂いてナレーションを撮り直し、制作しました」と振り返る。

 

元々、YouTubeドラマの聞いた森田さんは、最近のYouTubeを使った活動のトレンドを認識しており「海外のYouTubeドラマをよく観るので、オファーが嬉しかった。字幕があれば外国の人も観れるので、映画より最初から国際的ですね」と好印象だった。さらに「皆さんが気楽に観れるので、こちらもそのテンションに合わせて演じられた」と、ひと安心する。高校卒業した直後に高校生を演じたので「素に近いテンションの状態で出来た」と撮影を楽しんだ。枝監督も「今回は思い切り高校生に向けて作ったので、難しいこと考えずに観れる。意気込まずにスマホで観ても理解できるような作品にしたかった」と話し、『少女邂逅』ファンが驚くことを期待している。

 

メインキャストである森田想さん、田中芽衣さん、蒼波純さんの3人について、枝監督は「元気ですね」と言い表す。本作はタイトスケジュールで撮影しており、スタッフも疲弊していく中で「ずっと変わらないテンションで朝から晩まで元気でいてくれた。おかげで皆がそれをベースについていった」と信頼を寄せる。なお、5月に撮影しており「少し早い夏休みの気分でドラマを撮影していました」と監督自身も楽しんだ。田中さんと蒼波さんと共演した森田さんは「他の作品の撮影では、仲良くなる人がいても、その人とずっと共演していない。主演でない限り固定の人のずっと一緒にいることがない」と説明しながら「5日間の撮影はこの3人でずっといたので、卒業したのに高校生の気分に浸っていました」と嬉しく感じている。

 

枝監督自身は、『孤独のグルメ』等のグルメドラマやグルメ漫画を愛しており「撮るにあたって、私だけの準備期間中にひたすら『孤独のグルメ』等の有名なグルメドラマを観たりグルメ漫画を読破したりして、おもしろさのポイントを理解した」と明かす。だが、本作の制作にあたり「これまでとは違うトライをしないと駄目だ」と気づいた。色合いが映えるようなロケーション等をスタッフと細かく話して準備に入念にしており「撮小難しいことを考えずに準備できたので、気が楽にして撮影に挑めました」と満足している。

 

最後に、森田さんは「元々YouTubeだった作品が映画になり、劇場に来て下さる皆さんがいます。違う劇場でも上映できたりするので有難く思っております」と感謝の気持ちを伝えていく。枝監督は、本作が限定上映であることから「短い期間だけれども、知り合いにも伝えて頂けると嬉しいです」と呼び掛けながら、舞台挨拶は締め括られた。

 

映画『放課後ソーダ日和 -特別版-』は、大阪・十三のシアターセブンと京都・出町柳の出町座で4月5日(金)まで1週間限定上映中(神戸・元町の元町映画館は3月30日(土)のみの1日限定上映)。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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