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2020年開催の第14回田辺・弁慶映画祭でキネマイスター賞を受賞した小川深彩監督『偽神』がシネ・リーブル梅田で1日限定上映!

2021年9月24日

2020年開催の第14回田辺・弁慶映画祭で受賞を果たした若手新人監督にスポットをあてた特集上映「田辺・弁慶映画祭セレクション2021」が大阪・梅田のシネ・リーブル梅田で現在開催中。9月27日(月)には、「【弁セレ2021】小川深彩監督DAY 」と題して、キネマイスター賞を受賞した『偽神』を中心に小川深彩監督の作品が上映される。

 

映画 『偽神』は、2020年の第14回田辺・弁慶映画祭のコンペティション部門でキネマイスター賞を受賞した短編作品。正人は妻の幸や息子の海斗とともに、神だけを信じながら平穏な毎日を送っていた。しかし海斗の8歳の誕生日、家に突然不気味な彫刻が現れる。正人は愛する者の心臓を捧げるよう迫られ、追い込まれていく。幸には隠しているが、正人には恵子という前妻がいた。正人は教会から破門された恵子に救いの手を差し伸べず、彼女は自殺したのだった。崩れていく日常の中で、神の御心を必死に模索しながら、愛する家族を守ろうとする正人だったが…

 

さらに、小川深彩監督による撮り下ろしの新作として『はじめの夏』『』を併せて上映。(※『はじめの夏』⇒『二階のあの子』⇒『』の順で上映される)

 

はじめの夏

ある母の日、香奈子は夫の帰りを待ちながら、息子と対話している。一見幸せそうに見える香奈子だが…

 

二階のあの子

母親が仕事を探す間、おばあちゃん家に引っ越してきた詩織。誰も住んでいないはずの二階から足音が聞こえ、ある日詩織は階段を上っていく。

 

【弁セレ2021】小川深彩監督DAYは、9月27日(月)に開催。なお、上映後には、小川深彩監督と『』主演の山庄乃の葉さんを迎え、舞台挨拶が開催される予定。

現在20歳の新鋭、小川深彩監督。田辺・弁慶映画祭でキネマイスター賞を受賞した『偽神』を撮影した時、彼女は17歳。アメリカ合衆国で生まれ育ち、「生き方の指針である聖書、絶対的な存在である神」という宗教観が背景にあるとはいえ、どうやったらこんな作品の脚本が書けて撮れるんだ!?と、観ながら驚いてしまった。教会の方や親御さん等から聖書の教えを説かれ、幼少期の監督なりに受けとめ、神や愛について考えっていったのだろうか。さらに様々なジャンルの映画を観て、独自の世界観を構築していき、本作のアイデアが思い浮かんだようにも伺えた。

 

併せて上映される『はじめの夏』や『二階のあの子』も含め、サスペンスやホラーの要素がたっぷりと込められている。観る側にとっては実態を知り得ず形が分からないものに対する恐怖が描かれており、謎のものに対して対峙し、自らの告解、心の改めや成長を経ていく。最終的に登場人物達がどのような変遷を辿っていくか、監督にとってストーリーメイキングはさそ楽しい過程ではないだろうか。さらに、作中に添えられていく音が恐怖心を掻き立てていく。何が起きているかよく分からない状況下、どことなく不穏な空気が流れていることを感じさせる不協和音が織り交ぜれられた劇伴の音楽が秀逸である。今回は短編・中編作品が上映されるが、細かい箇所まで十分に練り上げられていた。今後、長編作品を撮った時、どのような感情を観客に抱かせてくれるか大いに楽しみにしたい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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