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時代を越えて映画の神様を信じ続けた男の姿を描き出す『キネマの神様』がいよいよ劇場公開!

2021年7月30日

(C)2020「」製作委員会

 

ギャンブルの借金で家族に見放された男が映画を通じて再生していく姿を、若年期と晩年期を交えながら描き出す『キネマの神様』が8月6日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『キネマの神様』は、“映画の神様”を信じ続ける男の人生と、彼を取り巻く人々との愛や友情、家族の物語を描く。映画監督を目指し、助監督として撮影現場で働く若き日のゴウは、撮影所近くの食堂の娘である淑子や仲間の映写技師テラシンとともに夢を語らい、青春の日々を駆け抜けていた。しかし、初監督作「」の撮影初日に転落事故で大きなケガを負い、作品は幻となってしまう。大きな挫折を味わったゴウは夢を追うことを諦めてしまい、撮影所を辞めて田舎へと帰っていった。それから約50年。かつて自身が手がけた「キネマの神様」の脚本が出てきたことで、ゴウの中で止まっていた夢が再び動き始める。

 

本作は、松竹映画の100周年を記念した作品で、人気作家である原田マハさんの小説を山田洋次監督が映画化。『男はつらいよ』『学校』『釣りバカ日誌』など松竹の看板シリーズを手がけてきた山田監督がメガホンをとり、山田監督作に数多く携わってきた朝原雄三さんも脚本に参加している。現在のゴウを沢田研二さん、若き日のゴウを菅田将暉さんが2人1役で演じた。ゴウ役は当初、志村けんさんが務める予定だったが、志村さんが新型コロナウイルス感染症の肺炎により降板、後に死去したことから、かつて志村さんと同じ事務所でもあった沢田さんが志村さんの意思を継ぎ、代役としてゴウを演じることになった。

 

(C)2020「」製作委員会

 

映画『キネマの神様』は、8月6日(金)より全国の劇場で公開。

松竹映画の記念作品である本作。見どころといえば、まず期待するのが豪華な俳優陣。若き日のゴウを演じる菅田将暉さんは、もはや文句のつけようがない。過去パートのテラシンとして菅田さんと共演するのは、RADWIMPSの野田洋次郎さん。野田さんと菅田さんが歌う『うたかた歌』が本作を鑑賞し終えた心に沁みるので、今から楽曲の配信が待ち遠しい。

 

素晴らしい演技を挙げるなら、特に北川景子さんが本作ではハマり役。原節子さんへのオマージュを感じさせる昭和の銀幕スターならではの雰囲気が所作のひとつひとつから溢れ、セリフだけでなく、佇まいだけで日本アカデミー賞にノミネートされそうなベストアクトだった。世界で”史上最高の映画”の一つに挙げられる、あの松竹映画を想起させる某モノクロ映画でも確実的な美しさが画面に存在し、何をしても上品さが垣間見える。まさに北川景子さん以外に考えられない役だった。

 

なお、撮影休止によって、脚本を再考した本作。現在の新しい生活様式を劇中に取り入れるという真新しい試みがあり、我々が数年後に過去を振り返った時、本作が映画業界のターニングポイント的な位置付けになるのではないか、と予感する。

fromねむひら

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映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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