目を背けてきた記憶を塗り替えるため、未来に向けて過去と必死に向き合う若者達の姿を描く『Bittersand』がいよいよ劇場公開!
(C)「Bittersand」製作委員会
これまで目を背けてきた記憶を塗り替えるため、過去と必死に向き合おうとする男女の姿が描かれる『Bittersand』が6月25日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『Bittersand』は、高校時代、何者かが黒板に描いたクラスメイトの相関図によって日常が暗転した男女の姿を描く青春群像劇。これといった目標もなく、ただなんとなく毎日を送っている吉原暁人。ある日、暁人は高校時代密かに思いを寄せていた石川絵莉子と偶然再会する。暁人と絵莉子には高校時代の忌まわしい過去があった。再会によってよみがえる、思い出したくない過去。その過去をすべて拒絶する絵利子の姿を目の当たりにした暁人はある計画を企てようとするが…
本作は、『ウルトラマンタイガ』の井上祐貴さん主演、第40回ホリプロタレントスカウトキャラバングランプリで、テレビ「THE突破ファイル」などで活躍する木下彩音さんがヒロインを演じる。監督は本作が初監督となる杉岡知哉さんが担った。
(C)「Bittersand」製作委員会
映画『Bittersand』は、6月25日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋、茨木のイオンシネマ茨木、京都・烏丸御池のアップリンク京都で公開。
高校時代を思い返してみると、勉強以外では馬鹿なことばかりやっていたなぁ、と思い返した。ややこしい人間関係に絡んだことはそんなに多くなかったとは思うんだけど…そんなことで簡単に友情が崩れるんだなぁ、と見かけたことは何度かあった。改めて考えてみると、誰かが犠牲になったり庇ったりしていたんだよな。
本作は、そんな高校時代の事件に巻き込まれた男女が再生していく物語。男女の相関図って書きたくなる人間がいるよね。でも、誰の得にもならず。知ったところで、”はい、そうですか”で終わるのに、誰かが犯人探しを始めると止まらない。不要であるはずの必要悪を成立させないと収拾がつかず。最終的には、心の闇を抱えてしまうか、無気力になるか、と選ばざるを得ない。さぁ、時を経て、どのように挽回し克服していくか。本作ではミステリアスな要素も交えて意外な展開を迎えていく。Bitterな思いをどのようにsandしていくのか楽しみに観てもらえたら。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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