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大好きな父親が実は犯罪者だったという実話を、ショーン・ペンが構想15年をかけて映画化した『フラッグ・デイ 父を想う日』がいよいよ劇場公開!

2022年12月19日

(C)2021 VOCO Products, LLC

 

ジャーナリスト、ジェニファー・ヴォーゲルの回顧録を基に、実際に起きたアメリカ最大の偽札事件の犯人とその娘の矛盾をはらんだ家族愛と絆を描く『フラッグ・デイ 父を想う日』が12月23日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『フラッグ・デイ 父を想う日』は、名優ショーン・ペンが初めて自身の監督作に出演し、実娘ディラン・ペンと父娘役を演じた人間ドラマ。1992年、アメリカ最大級の偽札事件の犯人であるジョン・ボーゲルが、裁判を前にして逃亡した。ジョンは巨額の偽札を高度な技術で製造したが、その顛末を聞いた娘ジェニファーが口にしたのは、父への変わらぬ愛情だった…

 

本作は、ジャーナリストのジェニファー・ボーゲルが2005年に発表した回顧録を原作に、愛する父が実は犯罪者だったと知った娘の葛藤と家族の絆を、実話を基に描き出す。父の正体を知り苦悩しながらも弱さや矛盾に満ちた父への愛情を深めていく娘をディランが熱演。共演に『ボーダーライン』のジョシュ・ブローリン、『ウィンターズ・ボーン』のデイル・ディッキー。『フォードvsフェラーリ』のジェズ・バターワース&ジョン=ヘンリー・バターワースが脚本を手がけた。

 

(C)2021 VOCO Products, LLC

 

映画『フラッグ・デイ 父を想う日』は、12月23日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のTOHOシネマズなんば、京都・烏丸の京都シネマ、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OSや神戸・三宮のシネ・リーブル神戸等で公開。

大好きな父親が実は犯罪者だった…巻き込まれ事故ではなく正真正銘の犯罪者ならば、どれだけショックな出来事だっただろうか。とはいえ、事実を知った上で、それでもなお父親への愛情を込め、ジャーナリストととして父親との回顧録を執筆したジェニファー・ヴォーゲル。可能ならば、彼女にもインタビューしてみたい。そして、回顧録を映画化するならば、実際の親子俳優によって演じられたことも興味深かった。また、脚本も、別の兄弟による執筆だ。血縁関係が濃い人物達によって本作が制作されていることの意義深さも感じられる。結果的に、父親の危うさが最大限に表現されていた。娘の視点になってみれば、父親の周りには危険な人達がいて、どんな仕事をしているか全然分からない。自信満々に話しているけど、実際は上手くいってなさそうだ。最終的に警察に追われる立場でしかないことが分かった時は確かにショックだっただろう。家族という関係が如何に複雑な繋がりがあり、簡単には断絶出来ず、愛情は残っていくものであると実感させらる一作であった。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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