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2人の男の間で揺れる女性描くベトナム映画『漂うがごとく』がいよいよ関西の劇場で公開!

2019年5月8日

(C)Vietnam Feature Film Studio1,Acrobates Film

 

新婚の女性が、女として目覚める姿を通して、満たされることのない人間の欲望や孤独感を描く『漂うがごとく』が、5月11日(土)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『漂うがごとく』は、ベトナム・ハノイを舞台に満たされることのない思いを抱えるベトナム人女性のリアルな姿を描いたベトナム映画。ハノイで旅行ガイド兼通訳として働くズエンは3歳年下のタクシー運転手のハイと出会って3カ月で結婚を決めた。後日、式に参加できなかった友人のカムを訪ねた帰り、カムの代わりに手紙を届けることとなったズエンは、手紙の受取人であるトーに襲われてしまう。どこか危険の匂いを漂わせるトー。夫・ハイとは真逆の野生的なトーにズエンは次第に魅了されていく。

 

本作は、第66回ベネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。ベトナム映画界の鬼才ファン・ダン・ジーが脚本を手がけ、『夏至』のドー・ハイ・イエンが主演を務めた。

 

(C)Vietnam Feature Film Studio1,Acrobates Film

 

映画『漂うがごとく』は、5月11日(土)より、大阪・九条のシネ・ヌーヴォと神戸・新開地の神戸アートビレッジセンターで公開。また、6月より、京都・出町柳の出町座でも公開予定。

汗ばむような熱気、何度も映される浴室のシャワー、大雨で水浸しになる道路、どこもかしこも湿気で濡れていて、退廃的でじめじめとした気怠さに満ちている。

 

予告からは、ちょっと危険な浮気ラブストーリーなのかと思っていたら、少し方向が違った。ベトナムという国が映画で見せられる性描写の限界なのか、それとも単に監督の作風なのかはわからないが、なかなかどうして、もどかしい寸止め感。朝チュンどころか一切何も描かれず、具体的に何があったかがよくわからないので正直少しモヤモヤする。

 

昨年に開催された「ベトナム映画祭2018」の一本に選ばれたこともあり、観ているものの肌に触れるような、生々しさを感じる熱気と湿気の描写は、あっベトナムって行ったことないけど多分こんな感じなんだ、というイメージそのもの。あと、私なら「6年」は絶対に無理だな。。。と、切に思った。

fromNZ2.0@エヌゼット

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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