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桶狭間の戦い直前に高校生アスリートが“学校まるごと”タイムスリップ…!『ブレイブ ‐群青戦記‐』がいよいよ劇場公開!

2021年3月3日

(C)2021「ブレイブ ‐群青戦記‐」製作委員会 (C)笠原真樹/集英社

 

戦国時代にタイムスリップしてしまった高校生たちが、スポーツで培った身体能力と歴史の知識を活かして戦国武将と対決していく様を描く『ブレイブ ‐群青戦記‐』が3月12日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ブレイブ ‐群青戦記‐』は、学校ごと戦国時代にタイムスリップしてしまったスポーツ名門校の高校生たちが、部活で培った身体能力や現代人ならではの知識を活かし、戦国武将たちと渡り合っていくアクション。スポーツ名門校で弓道部に所属する西野蒼は目立つことが苦手で、弓道場で練習に打ち込むばかりの日々を送っていた。幼なじみの瀬野遥は、そんな蒼のことを心配している。ある日、1本の雷が校庭に落ちた直後、突如として校庭の向こうに城が出現、校内には刀を持った野武士たちがなだれ込んでくる。全校生徒がパニックに陥る中、歴史マニアの蒼は、学校がまるごと戦国時代、しかも“桶狭間の戦い”の直前にタイムスリップしてしまったことに気づく。織田信長の軍勢に友人たちを連れ去られた蒼は、後に徳川家康となって天下統一を果たす松平元康と手を組み、野球部やアメフト部の選抜メンバーたちと共に立ち上がるが…

 

本作は、集英社「週刊ヤングジャンプ」で連載された笠原真樹さん原作の人気コミック「群青戦記」を、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督が実写映画化。新田真剣佑さんが単独初主演を飾り、主人公を導く松平元康(後の徳川家康)を三浦春馬さん、彼らの前に立ちはだかる織田信長を松山ケンイチさんがそれぞれ演じる。

 

(C)2021「ブレイブ ‐群青戦記‐」製作委員会 (C)笠原真樹/集英社

 

映画『ブレイブ ‐群青戦記‐』は、3月12日(金)より全国の劇場で公開。

本作冒頭から、壮絶な戦いを見せられてしまう。高校丸ごと戦国時代にタイムスリップ…と聞くと、どうやって元の時代に戻るか戦略を練るだけの作品かと思っていたら、単純ではなかった。タイムスリップするなり、いきなり織田軍に殺やれまくってしまう。もし自分が高校生の時にこんな事態に遭遇してしまったら、どうすることも出来ないだろうな…と思うとゾッとしてしまった。一応、本作はPG12指定作品あんですね。青年誌に連載されていた作品ではあることを改めて納得する次第だ。

 

なお、本作は、数ある戦国時代の学説の中で、小説や漫画や戦国ドラマで用いられる、とある説をベースに描いている。その学説にタイムスリップ要素を取り入れて描いていることは興味深い。とはいえ、戦国時代の歴史を変えてしまうと、現代の時代まで変えてしまう可能性がある。だからこそ、この学説を採用した意味は一理ある。また、最終的に現代に戻らなければならないわけで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』的要素も必要だ。戦国時代で戦いに挑むにあたり、スーパーアスリートは必要であるが、文化部的要素や科学部の力も大事であるとも思わせてくれる。

 

そして、一番”おいしい”ところは、松平元康(後の徳川家康)を演じた三浦春馬さんが頂いていく。やはり彼の役者魂が十分に発揮されていた。後輩の俳優達を前にしてビシッとキメてくれた。新進気鋭の役者から芸達者な若手までが勢揃いした本作を最後まで存分に楽しんでほしい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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