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悩める14歳の中学生が謎の老女と過ごすひと夏が描かれる『宇宙でいちばんあかるい屋根』がいよいよ劇場公開!

2020年8月31日

(C)2020『』製作委員会

 

14歳の少女とキックボードに乗った老婆“星ばあ“とのひと夏の出会いと、心の交流を映し出していく『宇宙でいちばんあかるい屋根』が、9月4日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』は、野中ともそさんの小説を原作としたファンタジードラマ。14歳のつばめは、隣人の大学生・亨にひそかに恋心を抱くごく普通の女の子。両親と3人で幸せな生活を送っているように見えたが、父と、血の繋がらない母との間に子どもができることを知り、どこか疎外感を感じていた。誰にも話せない思いを抱える彼女にとって、通っている書道教室の屋上は唯一の憩いの場だった。ある夜、いつものように屋上を訪れたつばめの前に、ド派手な装いの見知らぬ老婆が現れる。その老婆「星ばあ」がキックボードに乗って空を飛ぶ姿に驚きながらも、不思議な雰囲気を漂わせる彼女に次第に心を開き、恋や家族の悩みを相談するつばめだったが…

 

本作では、『愛唄 約束のナクヒト』の清原果耶さんが映画初主演としてつばめを演じ、桃井かおりさんがド派手な身なりの星ばあを演じた。また、伊藤健太郎さん、水野美紀さん、山中崇さん、醍醐虎汰朗さん、坂井真紀さん、吉岡秀隆さんらも出演している。監督・脚本は日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作『新聞記者』や、清原さんも出演した『デイアンドナイト』を手がけた藤井道人さんが務めた。

 

(C)2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会

 

映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』は、9月4日(金)より全国の劇場で公開。

ある俳優が目覚ましい成長を遂げる、転機となる作品をリアルタイムで観られることは、とても喜びのある体験だ。本作は、清原果耶さんという俳優にとっての代表作になること間違いない。ショッキングな役を体当たりで派手に熱演するのではなく、等身大のミドルティーンが放つ存在感を自然で爽やかに演じている。藤井道人監督の「この女優を美しく撮るんだ」という気持ちがスクリーンを通して伝わってくる画面作りも素晴らしい。代表作だと言い切るもう一つの理由が、作詞・作曲・プロデュースをCoccoさんが担当したエンディングテーマ。エンドロールの締めくくりまでもを任せきり、彼女の作品にしてやろう、という徹底したプロデュースは大成功している。この主題歌のMVは、映画を終えた後の主人公を描いており、映画本編を観るまでは絶対に見ず、観賞後に必ず観て頂きたい。

 

風景の撮影も清々しく、主人公たちを見守るような俯瞰のカメラワークが物語を優しく語る。特にほんの一瞬の場面だが、坂の上からのショットが爽快で、個人的に「階段を駆け下りるシーンの映画ベスト5」に入れさせて頂きたい。藤井道人監督は、『新聞記者』や『デイアンドナイト』のような殺伐とした作品だけではなく、こんなにファンタジックでセンチメンタルな話も撮れる。新しい魅力を知られた。観客の我々が、後に清原果耶さんという俳優を語るときに「あの映画での役は良かった」と必ず思い出すはずだと保証できる。見逃せない一本だ。

fromNZ2.0@エヌゼット

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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