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独自のドキュメンタリードラマでミナミの魅力を発信!「スカタン」 大阪・難波のミス大阪で大賑わいの放送記念イベント開催!

2020年2月2日

連続短編ドキュメンタリードラマ「スカタン」 が2月3日(月)より、 J:COMのコミュニティチャンネル「J:COMチャンネル」で放送開始。2月2日(日)には、大阪・難波のミス大阪で、放送記念舞台挨拶が開催された。

 

連続短編ドキュメンタリードラマ「スカタン」は、大阪・ミナミ界隈に実在する酒場を舞台に、社会的地位や人種・性別などマジョリティーやマイノリティーの垣根を越え共存する、実在する登場人物たちが織りなす、大阪・ミナミの夜に起こる珍騒動を描く喜怒哀楽の群像劇。
イベントでは、撮影に参加した飲食店スタッフや常連客の方々を迎え、第一話の先行試写を実施すると共に、主演のシャックさんとマグナム弾吉さん、たかなた狼監督に加え、15名の飲食店店主が登壇するトークイベントを行った。

 

上映前に、シャックさん、マグナム弾吉さん、かなた狼監督、ジェイコムウエスト株式会社の掟慎太郎さんが登壇。シャックさんは、開口一番で「みなさん持ち込んでますかぁ」と盛り上げ、マグナム弾吉さんは「ありがとやでぇ、楽しんでってなぁ」と伝えていく。さらに、かなた監督も「見たことあるスカタンがいっぱい居てるねぇ」と喜びを表す。

 

撮影現場に呑んで挑んだシャックさんは「めちゃめちゃ楽しかったですよ。普段、スーパージャップというお店にいる時、あたしらは大スカタンなんで。お酒呑めないんで…皆さんにご縁頂いて一緒に乾杯させて頂いたので楽しかったです」と振り返る。また、かなた監督からは「『酒を呑め』と『服は脱ぐな』だけは云われてた」とまで告白していく。”ホメオパンの末裔”と云われているマグナム弾吉さんは「ホメオパンは宇宙最強のアレや」と誤魔化し、シャックさんが「察してあげて」とフォロー。自身の役どころについても「ミナミの街で、ママとワシとマサの3人で近所の仲の良いお店に行って、街の皆とベロベロになって奇跡の撮影を行った15分間」だと豪語した。

 

1話15分間の連続ドラマドキュメンタリーとして制作された本作について、シャックさんは「ほんまにやるんや」と驚きながらも「お馴染みのお店に行かせて頂いた。実際にお客さんと店主の方と一緒に呑ませて頂いて、めちゃめちゃ楽しかったです」と思い返す。本作のおもしろさについて、かなた監督は「この状態がおもしろい」と発し、今回のプロジェクトについて「この辺の街で日頃から仲良くさせて頂いている皆と映像作品を作り上げていく。そんなことは今までなかった」と断言。従来のドラマ撮影とも違い「半分以上は予測不可能な状態で撮影してきた。ドキュメンタリーなのか、芝居なのかよく分からない。撮影が進むほどお酒の量も増えていくので、毎回博打でしたよね。喋れなくなる人も出てくる」と未知の体験に勉強させてもらった。「この街でこの時代を生きた皆の姿が一つの作品として残ったことがおもしろい」と満足しており「普通のドラマのように1回見ただけで終わらず、今後も様々なかたちで育っていくかな」と期待している。

 

めったにない作品を制作するチャンスを頂いたかなた監督としては「僕らみたいなアカン人達にこんなことさせて良かったんですか?」と伺うが、ジェイコムウエストの碇さんは「今更止めようがありません。ミナミの方々のパワーが凄いですね。ミナミのパワーを沢山の人に知って頂きたい」と応えていく。かなた監督は、碇さんとのご縁があった上で制作に至っており「新しい形のコミュニケーションを映像制作を基にしてやってみてはおもしろいんじゃないか」と提案。究極のコミュニケーションによって本作が出来上がったことを踏まえ「ミナミが好きで、人の繋がりのおかげで出来ました。僕の地元ですが、スーパージャップを通じて皆さんとの繋がりが出来て、おもしろい人を沢山知った」と振り返り「地元を見つめ直した時に、世界的におもしろい場所だと気づき相談しました」と説く。碇さんは、1年前頃からかなた監督と話し始め「監督が考えている『スカタン』のコンセプトがおもしろい。通常のプロモーションではなく、街の人達が仲間になってもらうことで高い温度感を伝えていくと、あっという間に20,30万人に広がっていく今までにない実験」と前のめり状態。出来上がった本作について、かなた監督は「街の飲食店のつながりから映像作品が出来上がったこと自体、世界で初めてなんじゃないですか。世界に向けて育てていき様々なことを続けていきたい」と今後の展開に期待している。

 

上映後、参加した飲食店の店主さん達らが登壇。思い思いの言葉で振り返っていった。皆さんの声を聞きながら、シャックさんは「半分は撮影を覚えていなくて、こんなシーンがあったんや。夫々の店舗さんの回があるので、夫々の味が出て様々な物語が観れるんじゃないかな」と楽しみにしている。マグナム弾吉さんも「今はまだ自分は関係ないと思っている人もいるかもしれへんけど、いつ巻き込まれるか分からんから注意して覚悟しておいて下さい」とワクワクしていた。かなた監督も「映画の完成披露と全然違う。この状況がおもしろい」と楽しんでおり「従来のドラマではない。ストーリーではなく、ミナミの空気を感じてもらう。様々な人が共存している街の魅力を感じてもらう。新しい形で世界に届けていこうと思っているので、大阪おもしろいで、と僕らなりに発信していく。僕らなりのアプローチでこの街を盛り上げていこう」と目を輝かせている。最後には、特製の”スカタンボール”を手に大団円でイベントは締め括られた。

 

連続短編ドキュメンタリードラマ「スカタン」は、2月3日(月)より「J:COMチャンネル」(地デジ11ch)にて、毎週月曜日23:30~23:45にて放送される。

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映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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