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第70回カンヌ映画祭男優賞・脚本賞受賞!ホアキン・フェニックスを主演に迎えたクライムスリラー『ビューティフル・デイ』がいよいよ公開!

2018年5月31日

Copyright (C) Why Not Productions, Channel Four Television Corporation, and The British Film Institute 2017. All Rights Reserved. (C) Alison Cohen Rosa / Why Not Productions

 

元軍人で行方不明者捜索のスペシャリストと、あらゆる感情が欠落した少女の物語『ビューティフル・デイ』が関西含め全国の劇場で6月1日(金)より公開される。

 

本作は、『ザ・マスター』『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』などの実力派俳優ホアキン・フェニックスと『少年は残酷な弓を射る』のリン・ラムジー監督がタッグを組み、第70回カンヌ国際映画祭で男優賞と脚本賞をダブル受賞。ラムジー監督の前作「少年は残酷な弓を射る」も担当したレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドが、今作でも引き続き音楽を手がけた。

 

映画『ビューティフル・デイ』は、人捜しのプロにして冷徹な殺し屋が主人公のクライムスリラー。トラウマを抱え、暴力を恐れない元軍人のジョー。年老いた母と暮らす彼は、行方不明者を捜し出す報酬で生計を立てていた。そんな彼のもとに、政治家の娘ニーナを捜してほしいとの依頼が舞い込む。しかし見つけ出したニーナは、怯える様子もなく人形のように感情を失っていた。やがてニーナはジョーの目の前で再びさらわれてしまい……

 

映画『ビューティフル・デイ』は、6月1日(金)から大阪・梅田の梅田ブルク7、難波のなんばパークスシネマ、京都のT・ジョイ京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸ほか全国でロードショー!

なんとも不思議な作品だ。予告編にもある通り、中盤からは予想外の展開が続く。え、そうなるの!?と思わずにはいられない。現実が壮絶な展開を迎えるに至っても、殺し屋ジョーのトラウマはより深刻となり、現実との境目が曖昧になっていく。それによって悲惨な出来事が醸し出すスリルは抑えているように見えるが、考えれば考える程に観客の心理を抉ってくる手法は最高である。

本作の音楽を担ったのは、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッド。作品に合わせて多様な音楽を添えていく。直近では『ファントム・スレッド』も担ったが、全体的にトーンを抑えた印象がある。本作では近作のレディオヘッドに近いトーンを感じた。主人公の感情を表すかのような本作の音楽はサウンドトラックでも聞けるので、ぜひ注目してほしい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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