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ドキュメンタリーの始祖ロバート・フラハティ監督が南国の暮らし捉えた『モアナ 南海の歓喜』が関西の劇場でも初公開!

2018年10月25日

(C)2014 Bruce Posner-Sami van Ingen. Moana (C) 1980 Monica Flaherty-Sami van Ingen. Moana (C) (P)1926 Famous Players-Laski Corp. Renewed 1953 Paramount Pictures Corp.

 

南太平洋の島サモアで暮らす人々にフォーカスし、“ドキュメンタリー映画の始祖”と呼ばれるロバート・フラハティ監督が1926年に手がけたドキュメンタリー『モアナ 南海の歓喜』が10月27日(土)より、関西の劇場で公開される。

 

映画『モアナ 南海の歓喜』は、ドキュメンタリー映画の始祖として知られるロバート・フラハティ監督が1926年に製作した『モアナ』に会話や音楽を加え、さらにデジタルリマスターを施した最新版。南太平洋の島サモア。人々は大自然の中でイモや魚を採って暮らし、つつましい日々を送っている。島の男性モアナにはファアンガセという婚約者がおり、結婚の日が近づいていた。モアナは成人男性のしるしであるタトゥーを施し、ファアンガセとともに歓喜の踊りを舞う。島の人々が特別な日を迎えるにあたっての、喜びに満ちた祝祭の儀式を映し出した…

 

本作について、1926年にロバート・フラハティが手がけたオリジナル版は無声映画であり、1980年に娘のモニカ・フラハティが現地の人々の会話や民謡を録音して付け加え、さら2014年にデジタルリマスターが施された。

 

映画『モアナ 南海の歓喜』は、10月27日(土)より、大阪・九条のシネ・ヌーヴォで公開。また、11月24日(土)より、京都・出町柳の出町座で公開。なお、神戸・元町の元町映画館でも近日公開予定。なお、ロバート・フラハティ監督が1922年に手がけた、記録映画の原点とも言える一作『極北のナヌーク』もシネ・ヌーヴォで11月3日(土)より公開。

ドキュメンタリーの父とも呼ばれるロバート・フラハティ監督の作品を初めて観た。制作当時はサイレントだったわけだが、実直にカメラを以て捉えた作品である。音がなくとも映像の中で何が行われているか考えるには十分な情報量が含まれていた。今作では、音が加えられており、さらにデジタルリマスターが施されたので、より整理されており、観やすいものになっている。100年以上前に作られた本作について、再び観られる機会があることを心から喜びたい一作だと云いたい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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