漁師バンドがイギリス中を席巻！『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』がいよいよ劇場公開！
（C）FISHERMAN FILMS LIMITED 2019
イギリスで実際に活躍している漁師バンド、“フィッシャーマンズ・フレンズ“の実話を基にしたサクセスストーリー『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』が、１月１０日（金）より全国の劇場で公開される。
映画『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』は、イギリスを席巻した実在する漁師バンドの実話を映画化した作品。イギリス南西部コーンウォール地方にある小さな港町ポート・アイザック。この地に旅行で訪れた音楽マネージャーのダニーは、漁師たちのバンド「フィッシャーマンズ・フレンズ」のライブを偶然見かけ、上司から彼らとの契約を命じられてポート・アイザックに居残ることに。民宿の経営者のオーウェンはダニーの失言に敵意をむき出しにしていたが、ダニーの音楽への熱い情熱に次第に心を動かされていく。やがて「フィッシャーマンズ・フレンズ」と無事に契約を果たしたダニーだったが…
本作は、『シンクロ・ダンディーズ！』のダニエル・メイズ、『輝ける人生』のデビッド・ヘイマン、『わたしは、ダニエル・ブレイク』のデイブ・ジョーンズが顔をそろえ、『キッズ・イン・ラブ』のクリス・フォギンが監督を務め、『輝ける人生』のメグ・レナードとニック・モアクロフトが製作と脚本を担当した。
（C）FISHERMAN FILMS LIMITED 2019
映画『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』は、大阪・梅田のテアトル梅田、難波のなんばパークスシネマ、京都・烏丸の京都シネマ、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸など全国の劇場で公開。
イギリス本土の最西端に位置し、6大ケルトの１つに数えらる”コーンウォール”。その中にある、綺麗な青い海と大西洋を一望できる絶景の”ポート･アイザック”が本作の舞台。小さな港町から、彼らの唄は聴こえてくる…名前は”Fisherman’s Friends”。イギリスの国民的ミント菓子と同じ名前の彼らは、Pコートにジーンズ、ワークブーツルックで揃えた、実在する現役漁師たちによる舟唄バンド。彼らの独特で美しいコーラスの響きも素晴らしく、ケルトの伝統音楽からの流れを汲むサウンドは要注目！
洋楽好きな方には、”The Pogues”、”Flogging Molly”のパンクではない部分を想像してもらえるとイメージしやすい。本作で初めて触れた方も、ぜひとも、映画のサントラだけでなく、彼らのオリジナル盤も聴いてみて。作中では、国歌を唄うシーンが皮肉と言うか…”コーニッシュ”らしさ全開で、ハイライトでもある。
近年、一大ムーブメントを巻きこ起こしている音楽映画。本作は、音楽部分だけでなく、ドラマパート部分にもグッと心を掴まれた。２０２０年、必ず誰かのベスト１０には入ることであろう本作は、劇場での見逃しは非常に惜しい作品。必ず、劇場に足を運んで欲しい。街の絶景と、耳心地の良い音楽、港の潮風の香りが広がっているだろう。そして、多くの人が観賞後に思うことがある、劇場売店でビールを買っておけば良かったと…！
from関西キネマ倶楽部
Related Posts
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
- 最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします！
