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自分の生き方次第で世界は変わっていくのかもしれない…『時給三〇〇円の死神』西畑大吾さんと福本莉子さんを迎え、公開記念舞台挨拶in TOHOシネマズ梅田開催!

2026年10月3日

生きる希望を失った男子大学生が、同級生に誘われて、未練がある死者の最後の時間に寄り添う死神として働く様子を描く『時給三〇〇円の死神』が全国の劇場で公開中。10月3日(土)には、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田に西畑大吾さんと福本莉子さんを迎え、公開記念舞台挨拶in TOHOシネマズ梅田が開催された。

 

映画『時給三〇〇円の死神』は、なにわ男子の西畑大吾さんと福本莉子さんが主演を務め、小説家の藤まるさんが2017年に発表したライトノベル「時給三〇〇円の死神」を実写映画化したヒューマンドラマ。不祥事を起こした父親の逮捕、両親の離婚など、不幸続きの人生に絶望する大学生の佐倉真司は、同級生の花森雪希から”死神”のアルバイトに誘われる。仕事内容は、この世をさまよう死者の心残りに寄り添い、願いを果たす手伝いをして、あの世へ送り出すこと。雇用期間は6ヶ月で、依頼内容は郵便受けに投函され、時給はたったの300円だが、最後までやり遂げれば特別賞与として願いをひとつかなえてもらえるという。花森とバディを組み、さまざまな死者たちの想いを見届けるなかで、佐倉の止まっていた人生は少しずつ動きはじめる。佐倉の元恋人である朝月静香役で渋谷凪咲さん、訳ありの死者の少年役で齋藤潤さん、物語の鍵を握る死者の少女である四宮夕役で泉谷星奈さん、出産時に命を落とした広岡加奈役で佐津川愛美さん、佐倉の父である鷹矢役で山口馬木也さん、謎めいたホームレスの雨野役で小澤征悦さんが共演。『ストロベリームーン 余命半年の恋』『美しい彼 eternal』の酒井麻衣監督がメガホンをとり、『366日』の福田果歩さんが脚本を手がけた。

 

今回、上映後に西畑大吾さんと福本莉子さんが登壇。共に大阪出身であることから、自然と関西弁を話しながら落ち着いた心地で会話が繰り広げられる舞台挨拶となった。そして、劇場公開から1日が経ち、2人とも公開を迎えた安心感をにじませながら、朝からTV番組への出演など、大阪での時間を楽しんでいる様子。また、TOHOシネマズ梅田には2人ともよく訪れていたといい、思い出の詰まった場所でもあった。

 

本作での役作りにあたり、西畑さんは「死神というお仕事は、現実では無いですけど、リアリティもありつつ、ファンタジーとの間のお仕事だな」と意識し「新鮮さは凄く大事に演じさせていただきました」と振り返る。福本さんも「この作品自体はファンタジーなんですけど、描かれている心情や悩みや葛藤が凄くリアルなので、そこのバランスがすごく難しかったですけど、探りながら演じてましたね」と思い返す。2人によるシーンが多く、コミュニケーションを重ねていく中で、福本さんは、本作を意識して、西畑さんに『ジョー・ブラックをよろしく』をお薦め。1ヶ月という短くタイトな期間の撮影の中で、西畑さんにとって参考作品を観ることは息抜きにもなり、「明日からも撮影を頑張ろう」と英気を養うことにもなっていた。

 

 

劇中ではエピソードが描かれており、福本さんは、佐津川愛美さん演じる広岡加奈とのエピソードについて「広岡さんとの撮影は2日間ぐらいしか我々はなかったんですけど、佐津川さんも集中していらっしゃって、私たちは傍で見守っているような撮影現場だったんですけど、間近でお芝居を見ていて、ハッとさせられるような、胸にくるお芝居をされていた。母親の愛について深く考えることが今までなかったので、いずれ自分もなるかもしれないし、女性だったら感情移入してしまうキャラだと思うので、すごくジーンときましたね」と明かす。西畑さんは「小澤さんが演じられている雨野さんのシーンがすごく特徴的でした。雨の中での雨野さんの1人語りのシーンは、元々雨じゃなかったんだよね。偶々、撮影日に雨が降った。雨野さんの哀愁もあるし、泥の跳ね具合とかね。最初に撮っている時は雨が降っていて、ちょっと止んじゃって、その後は雨降らしに変わったり、天気に恵まれていた」と印象的だった。また、泉谷星奈さんとは『隣のステラ』で共演している福本さんは「そこから短いスパンで共演できてすごい嬉しかったです。凄いしっかりしていますよね。いつ見ても目が輝いていて、ホントに可愛いらしいですよ」と驚いていた。

 

また、本作のタイトルにちなみ「時給300円でも働いてみたいアルバイトがあるとしたら、大阪で何をしますか」と聞かれ、西畑さんは「ジュニアの頃からお世話になっている下町の焼肉屋さんがあって、メンバーの大橋であったり、Aぇ! groupの正門の3人でよく行っていた、おじいちゃんとおばあちゃんがやっている焼肉屋さんがあって、ずっとお世話になっていた。そこのバイトなら300円でいい。300円もいらないかもしれない。それくらいお世話になった。お仕事で辛いことがあった時、そのお肉を食べて元気出させてもらっていたので、そういった意味も込めて、恩返しとして働きたいな」と答える。福本さんは「新喜劇が好きなので、劇場のお仕事とかやったら、毎日お笑いが見れて楽しそう」と嬉しそうに話す。また「もしも何か1つ願いが叶えられるとしたら、ここ大阪で」と聞かれ、西畑さんは「なにわ男子として、ユニバでライブをやりたいです」と宣言。福本さんは「幕間の映像を関西弁バージョンで撮ってみたい」と挙げた。

 

 

最後に、福本さんは「この作品を観ると、本当に優しい気持ちになれるな、と思っています。誰もが心の奥に悩みを抱えながらも、毎日必死に生きて戦っている、と思います。そんな皆様にすごく刺さる作品になっていると思います。是非、お友達やご家族や大切な人にこの作品を広めていただいて、お薦めしてもらえたら嬉しいです」とお願い。西畑さんは「過去には戻れないけど未来なら変えられるかもしれない、という希望がこの作品には詰まっている、と思っています。 現実の世界でも僕は一緒だと思っています。過去には戻れないけど、今日だったり明日だったり、現在も未来も、何か1つの行動を変えることによって未来が変わるかもしれないし、自分の生き方次第で世界というものは変わっていくのかもしれないな、と思っております。その1歩を踏み出す、背中を押してくれるような作品になっていると思います。皆さんが行き詰まり、ちょっとしんどいな、と思う時があったら、是非ともこの作品を観ていただいて、前を向こうと思っていただけたら幸いです。皆さんの明日がいい1日になるように願っております」と思いを込め、舞台挨拶を締め括った。

 

映画『時給三〇〇円の死神』は、全国の劇場で公開中。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマ、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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