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かつて凄腕でならした3人の殺し屋が両親や恋人から見捨てられた1人の少女を救うべく奔走する『黄昏をぶっ殺せ』が第17回大阪アジアン映画祭のSpecial Focus on Hong Kong 2022で日本初上映!

2022年3月18日

かつて凄腕でならした3人の殺し屋が両親や恋人から見捨てられた1人の少女から依頼を受け救おうをとする姿を描く『』が第17回大阪アジアン映画祭のSpecial Focus on Hong Kong 2022で日本初上映された。

 

映画『黄昏をぶっ殺せ』…

若かりし頃には泣く子も黙る殺し屋チームとして腕を鳴らしていたチャウ、フォン、チョン。すでにリタイアしていた3人が再度始めた仕事は、様々な理由で世を厭い人生を終わらせたいと願う人の幇助。妊娠が発覚し恋人に振られ、死にたいというジーインと知り合ったところから天涯孤独だったはずのチャウの人生が大きく変わっていく。堕胎しようとするジーインを助け、元恋人とその仲間を懲らしめる。果てはジーインを孫娘として受け入れ、息子と嫁に放り込まれた老人ホームで孤独に苛まれていたフォンも引き受け、たそがれていたはずの人生が光と笑顔に満ちてくる。

 

本作に出演のパトリック・ツェーは1950年代から多くの映画に出演してきたが、本作で2021年香港電影評論学会最優秀俳優賞を初受賞、2022年香港金像奨最優秀主演男優賞に初めて、かつ史上最高齢でノミネートされた。俳優一家に育ち子役時代から合わせて200本以上の映画に出演しているフォン・ボーボーの本作でのマイクや電話を七節鞭に見立てた華麗なアクションは必見。香港映画に不可欠の存在であるラム・シューはこれまでも数々の助演男優賞を受賞してきたが、本作でも2022年香港金像奨で最優秀助演男優賞にノミネートされている。

 

映画『』は、3月20日(日)10:10よりシネ・リーブル梅田でも上映。

本作冒頭から魅せてくれるのは、若かりし頃の殺し屋チーム3人組。殺し屋に使う言葉としては適切ではないかもしれないが。ブイブイ言わしていたことを想起させる。とはいえ、老いの時期を迎えると、腕も鈍り、思うようには体は動かず、それぞれが直面することと対峙しながら、最期を意識していた。そんな中で若くとも人生を彷徨っている1人の少女と出会うならば、若き頃を思い出して、粉骨砕身の思いで力を注いでいく。特に、ジーインを演じたトリック・ツェーはいぶし銀のカッコ良さがあった。彼が持つ、シラット特有の武器であるカランビットナイフを持った時の捌き方には惚れ惚れしてしまう。あくまで老体ながらも加減をしながら素早いアクションには、コメディ要素も加わって実に楽しめた。高齢化問題が抱える重みをポイントしながらも、アクション映画の要素をたっぷり盛り込んだブラックコメディとなっている。香港映画は、作る側も観る側も年齢を問わずエンターテインメントとして充実していることを改めて思い知らされた。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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