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地下鉄の改札を出た白い地下通路に閉じ込められ、次々と現れる不可解な“異変”を見つけ、絶望的にループする無限回廊からの脱出を試みる『8番出口』がいよいよ劇場公開!

2025年8月26日

©2025 映画「8 番出口」製作委員会

 

地下通路に迷いこんだ男性が、異変に見舞われながらも脱出しようとする『8番出口』が8月29日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『8番出口』…

蛍光灯が灯る無機質な白い地下通路を、ひとりの男が静かに歩いていく。いつまで経っても出口にたどり着くことができず、何度もすれ違うスーツ姿の男に違和感を覚え、自分が同じ通路を繰り返し歩いていることに気づく。そして男は、壁に掲示された奇妙な「ご案内」を見つける。「異変を見逃さないこと」「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」「8番出口から、外に出ること」。男は突如として迷い込んだ無限回廊から抜け出すべく、8番出口を求めて異変を探すが…

 

本作では、2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATEが個人制作でリリースし、世界的ブームを巻き起こしたゲームを、二宮和也さん主演で実写映画化。主人公の“迷う男”を二宮さん、スーツ姿の“歩く男”をドラマ「VIVANT」の河内大和さんが演じ、『渇き。』『糸』の小松菜奈さん、『遠いところ』の花瀬琴音さん、子役の浅沼成さんが共演。監督・脚本は、『怪物』『君の名は。』など数々のヒット作のプロデューサーとして知られ、2022年の初監督作『百花』で第70回サン・セバスチャン国際映画祭の最優秀監督賞を受賞した川村元気さん。20025年の第78回カンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門に出品された。

 

©2025 映画「8 番出口」製作委員会

 

映画『8番出口』は、8月29日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田大阪ステーションシティシネマT・ジョイ梅田、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。

『8番出口』と呼ばれるインディーゲームの基本的なルールは、地下通路にいる”異変”を見つけたら引き返す、異変が見つからなければそのまま進むこと。いたってシンプルなゲームであるが、どこに異変があるか気づくことを出来なければ、無限ループ状態に陥ってしまう危険な代物である。注意力が大いに必要な奥が深いゲームだ。しかも、FPV(First Person View)の手法を起用しており、一人称視点でゲームを遂行するので、ゲーム上の主人公と一体化したような気分にもなれるので、映画ファンも必見のゲームだろうか。そんな『8番出口』が映画化!の報せを聞いた時は、否が応でも期待せずにはいられない。FPVの手法を用いた外国映画は既に製作されてきたが、日本映画でも実現することは実に興味深い出来事だ。とはいえ、二宮和也さんが主演であるならば、ゲームで描かれている世界の周囲にある出来事も具体的に魅力的な物語として描く必要がある。そこが本作ならでは魅力だろうか。自身でコントローラを持たずともゲームを操作しているような気分になりながらも、映画ならではのストーリーも楽しむことが出来るはずだ。ゲームの中で起きている出来事だけでなく、まさか、このような広がりを持った映画に仕上げてしまうとは…川村元気さんならではの手腕を発揮した、とでも云えようか。ゲームを疑似体験する以上の価値がある作品が本作である。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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