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フランス出身ロナン・ジル監督による日本を舞台に描く女子高生の幽霊の純愛物語『海の底からモナムール』がシネ・ヌーヴォでもいよいよ公開!

2021年3月18日

(C) Besoin d’Amour Film Partners

 

いじめで自殺し、海底にそのままの姿で存在し続ける少女が、10年後に思いを寄せる男性と再会する様を描く『海の底からモナムール』が3月27日(土)より大阪・九条のシネ・ヌーヴォでも公開される。

 

映画『海の底からモナムール』は、お盆休みに故郷の島へ帰郷した男女が、10年前に行方不明となった少女に遭遇したことから起こる出来事を描く純愛ホラー。瀬戸内海のとある島。10年前、イジメに遭って崖から飛び降りた女子高生ミユキは、当時思いを寄せていたタクマに「ただ愛されたい」という一心で、17歳の姿のまま海底を漂っている。ある日、タクマが友人や恋人たちと共に、卒業後初めて島に帰って来る。島では去年、ミユキやタクマの同級生だったリカが溺死していた。タクマたちは周囲の忠告も聞かず、浜でキャンプを始めるが…

 

本作は、エリック・ロメール監督作などの映画音楽を手がけたことで知られるフランスのロナン・ジル監督の長編第2作。日本を舞台にオール日本人キャスト&全編日本語で撮りあげた。『曇天に笑う』の桐山漣さんがタクマ、『青の帰り道』の清水くるみさんがミユキをそれぞれ演じる。

 

(C) Besoin d’Amour Film Partners

 

映画『海の底からモナムール』は、関西では、3月27日(土)より大阪・九条のシネ・ヌーヴォで公開。

フランス出身の監督が日本で描く、幽霊の純愛物語。本作は、瀬戸内海の浜を舞台にした風変わりなホラーだ。フレンチホラーといえばとにかく画面を血で染める残酷描写がお家芸だが、感覚的には対極である日本の「幽霊」をロナン・ジル監督はどのように捉えたのか。

 

とある島を訪れることになった男女4人。浜でキャンプをしていると次々におかしな現象が起こり……というお決まりの筋書きに、自分たち以外には誰もいないシチュエーション。いかにもホラーの装いだが、作中は終始波音が心地良く、セーラー服の少女まで出てくるとどこかノスタルジックな雰囲気さえ漂う。島々で囲まれた内海(うちうみ)という場所が、どこにも行くことのできない少女(ミユキ)の
心情を表しているようでもあり、一見ミスマッチな要素をうまく融合させている。

 

17歳のままタクマを想い続けるミユキは、浜から離れることができず「ただ愛されたい」と願うだけの悲しい存在だ。そ番町皿屋敷のお菊に代表されるような、古くから日本において語り継がれてきた「幽霊」そのものであり、ロナン・ジル監督は見事にユニークな少女の幽霊を生み出した。純愛物語に相応しいロマンチックなラストも印象的。ぜひ、彼女の恋の行方を見届けてほしい。

fromマエダミアン

 

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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