カセットテープレコーダーで“命が消える音”を集める女子中学生が引き起こす怪異に巻き込まれる『ミンナのウタ』がいよいよ劇場公開!
©2023「ミンナのウタ」製作委員会
人気ラジオパーソナリティが収録前に倉庫で見つけた、30年間放置されたカセットテープをきっかけに恐怖が連鎖していく様を描く『ミンナのウタ』が8月11日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『ミンナのウタ』…
人気ラジオ番組のパーソナリティを務める「GENERATIONS」の小森隼は、ラジオ局の倉庫で「ミンナノウタ」と書かれた古いカセットテープを発見する。その後、小森は収録中に不気味なノイズと少女の声を聞き、行方不明となってしまう。事態の解決を急ぐマネージャーの凛は、元刑事の探偵・権田に捜査を依頼。メンバーたちに話を聞くと、彼らもリハーサル中に少女の霊を見たという。やがて霊の正体は「さな」という女子中学生であることが判明するが、彼女が奏でる呪いのメロディによって恐怖の連鎖が引き起こされていく。
本作は、ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバー7人が本人役で主演を務め、彼らの活動の裏側や日常風景も織り交ぜながら描き出す。マネージャーの凛役で早見あかりさん、探偵の権田役でマキタスポーツさんが共演。『呪怨』『犬鳴村』の清水崇監督がメガホンをとった。
©2023「ミンナのウタ」製作委員会
映画『ミンナのウタ』は、8月11日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。
「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバー7人が本人役で主演、しかもホラー。こんな企画、よくぞ本人達や事務所がOKしてくれたなぁ。なんとノリの良い人達だろうか。って、彼等をよく知らない、という方も、気にせずに本作を楽しむことが出来る。冒頭には各々の紹介や本作におけるキャラクター性も表現していく。とはいえ、昨今の様々な日本映画を観ている方であれば、どこかで彼等が単独出演している作品を観ているはず(と願いたい)。…と考えると、豪華なキャスティングの作品である。
物語は、30年間放置されたカセットテープを見つけ、直接的或いは間接的にその内容を聞いてしまったことを端にして不可解な現象に巻き込まれていく様子を描いていく。メンバーの中には霊感がはたらく者もおり、事態の解決に向けて冷静に対処しようとするが一筋縄ではいかない。また、彼等をサポートする登場人物として、彼等のマネージャー役として早見あかりさん、探偵役としてマキタスポーツさんが出演しており、支援すると共に、解決に向けて意外なエピソードも明かされていく。最終的には、〇〇かな、と思っていたら、最後の最後にゾッとさせられた。清水崇監督、やってくれますね。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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