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念願のバディームービーに出演できた!次作を期待しています!『ミドリムシの夢』ほりかわひろきさんと真田幹也監督を迎え舞台挨拶開催!

2020年1月25日

緑色の制服を着ていることから、ネット上で“ミドリムシ“と呼ばれる駐車監視員をテーマにした異色青春ドラマ『ミドリムシの夢』が1月25日(土)より大阪・十三のシアターセブンで公開。初日には、ほりかわひろきさんと真田幹也監督を迎え、舞台挨拶が開催された。

 

映画『ミドリムシの夢』は、緑色の服を着ていることから「ミドリムシ」とも呼ばれる駐車監視員の男性2人組の日常を通し、様々な人々の人間模様を描いたコメディドラマ。2人組で駐車違反を取り締まる駐車監視員のマコトとシゲは、毎日のように「ミドリムシ」「税金泥棒」と罵られている。真面目なマコトは誰に対しても厳しく取り締まっているが、シゲは女性に弱くいい加減だ。ある日、深夜勤務をすることになった2人は、駐車違反を発見し違反切符を切るが、思わぬ事件に巻き込まれてしまう。
仕事に誇りを持つ主人公マコトを『スペシャルアクターズ』の富士たくやさん、だらしないが憎めない相棒シゲを『かしこい狗は、吠えずに笑う』のほりかわひろきさんが演じる。演出家の蜷川幸雄さんの下で修行を積み、短編作品『オオカミによろしく』でちちぶ映画祭2014グランプリを受賞した真田幹也監督が長編初メガホンをとり『インターン!』の太田善也さんが脚本を手がけた。

 

上映後、ほりかわひろきさんと真田幹也監督が登壇。2人とも気分上々な中で大いに賑わった舞台挨拶となった。

 

大阪での上映にあたり、当初は「駐禁切符を切るミドリの人は大阪には居るのかな?」とほりかわさんは心配していたが「東京は沢山いるから、馴染みがあるんです」と解説。東京で撮影された本作だが、真田監督は「大阪と名古屋はミドリの人達がいるので、すぐに上映が決まりました」と自信があった。東京で物語を撮りたいと決めた時に、ほりかわさんと富士さんから依頼を受け「2人が何を演じたら面白いかと考えた時、”ミドリムシ”をやったらウケるんじゃないかな」と考え、本作の制作を決めていく。

 

「バディものに出演することに夢がある」とほりかわさんは明かし「昔から観ている人が多く演じたかった。今作で念願のバディものに出演出来て良かった」と喜んでいる。また、役者としても初めての主演となり、期待は膨らむばかり。とはいえ、撮影に入ると、Y字路でロングショットで撮ってもらいながら「本物の駐車監視員に間違えられて道を訊かれていた。新宿は海外旅行客が多く道を訊かれます。知っているから教えてしまう」と戸惑ったことも告白。真田監督は、好意的に受けとめており「2人が街に馴染んだ瞬間に今作は面白くなる。端から観ていても溶け込んでおり驚いた」と満足している。これをうけ、ほりかわさんは「あの服を着たら誰もが溶け込みますよ」と応えざるを得ない。

 

ほりかわさんは、喫茶店で妻役の吉本菜穂子さんと共演したシーンを気に入っており「おもしろかったですね。活躍している方ですので、俺と共演してくれるなんて」感謝している。真田監督は、2時間ほどで撮っており「1度だけテストし、本番も1回だけで演じ切ってくれた。簡単なセットと照明だけでほりかわさんの瞬発力だけで演じ切って頂いた」と話し、監督自身も気に入っている。また、ほりかわさんは、佐野和真君と共演が印象に残っており、真田監督も「佐野君は現場でも良い男。ずば抜けたイケメンなのに、現場での振る舞いも素晴らしい。差し入れも提供し周りに気を遣いつつ皆と頑張ってくれた」と称えた。

 

なお、ほりかわさんと真田監督の2人だけの舞台挨拶は今回が初めて。ほりかわさんは自身の滑舌が悪いことを気にして「治らないんだよね」と打ち明けるが、真田監督は「味がありますよね。良いことを言う時、バイクが通る音を足してもらい、彼が活きる」とフォローしていく。ほりかわさんは「次あるよねぇ。僕は出演しますよ」と期待しており、真田監督は「撮らないといけないですよね。長い目で応援して下さい」とお客さんに長く応援してもらえるように伝え、舞台挨拶は締め括られた。

 

映画『ミドリムシの夢』は、大阪・十三のシアターセブンで公開中。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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