記憶を失っていく殺し屋が人身売買組織に挑む『MEMORY メモリー』がいよいよ劇場公開!
©2021, BBP Memory, LLC. All rights reserved.
アルツハイマー病により引退を決めた殺し屋が、信念を貫こうとする姿を描く『MEMORY メモリー』が5月12日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『MEMORY メモリー』は、アルツハイマー病で記憶を失っていくベテラン殺し屋が最後の仕事に挑む姿を描くアクション。完璧に仕事を遂行する殺し屋として、裏社会で絶大な信頼を得ていた殺し屋のアレックスは、アルツハイマー病の発症により任務の詳細を覚えられなくなってしまい、引退を決意する。これが最後と決めた仕事を引き受けたアレックスだったが、ターゲットが少女であることを知り、契約を破棄。彼の唯一の信念である「子どもだけは守る」を貫くため、アレックスは独自の調査を進める中で、財閥や大富豪を顧客とする巨大な人身売買組織の存在を突き止める。
本作では、リーアム・ニーソンが主演し主人公アレックス役を演じ、『L.A.コンフィデンシャル』のガイ・ピアース、『007 スペクター』『マトリックス』シリーズのモニカ・ベルッチが顔をそろえる。監督は『007 カジノ・ロワイヤル』のマーティン・キャンベルが務めた。
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映画『MEMORY メモリー』は、5月12日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や九条のT・ジョイ京都、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OSや神戸のOSシネマズ神戸ハーバーランド等で公開。
「高額報酬でも子供は絶対殺さない」「少女から老女まで女性には優しく」「仕事以外の「殺し」は正義のため」という紳士な殺し屋として3つのルールに基づき、長年殺し屋業をしてきた主人公のアレックス。だが、殺し屋といえど老いには逆らえず。アルツハイマー型認知症を患い、少しずつ歪が生じていく。ならば、ここが潮時と考え、引退を決意しようとするが、自身のルールを揺るがす事態に巻き込まれてしまう。だが、殺しのスキルと正義心は揺るがない。リーアム・ニーソンがアクションしたら、やっぱり凄い、というブレはなく安心して観ていられる。正義の為なら、そういう手段も選ぶんだな、という驚きのストーリー展開もあり、見逃せない仕上がりだ。アメリカとメキシコにある闇を取り入れ、現代的なアクション映画にリーアム・ニーソンが主演するなら、こうなるんだな、と興味深い作品でもあった。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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