砂漠で起こる不可解な現象を描くホラー『アウトウォーターズ 裂けた砂漠』がいよいよ劇場公開!
©Outwater Road X, LLC. 2022
モハーベ砂漠でミュージックビデオを撮影しようとした4人グループが怪奇現象に次々と襲われる様子が、メモリーカードに残された映像によって映し出されていく『アウトウォーターズ 裂けた砂漠』が6月26日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『アウトウォーターズ 裂けた砂漠』は、砂漠を訪れた4人の男女が想像を絶する恐怖に見舞われる様子を、前衛的な映像とストーリー展開で描いたファウンド・フッテージホラー。モハーベ砂漠で発見された3枚のメモリーカード。そこには、恐ろしい映像が記録されていた。ある日、ロビー、アンジェラ、スコット、ミシェルの4人はミュージックビデオを撮影するため、カリフォルニアのモハーベ砂漠へやって来る。しかし夜になると、奇妙な音や光、そして不可解な現象が起こりはじめる。やがて4人は現実の裂け目に飲み込まれ、カメラは彼らを襲った悪夢のような出来事をとらえていく。
本作では、ニュージャージー州出身で、映画監督・脚本家・俳優・ミュージシャンと多彩に活動するロビー・バンフィッチが長編初監督・脚本を手がけ、自ら主演も務めた。

©Outwater Road X, LLC. 2022
映画『アウトウォーターズ 裂けた砂漠』は、6月26日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のテアトル梅田や京都・烏丸御池のアップリンク京都や神戸・岩屋の109シネマズHAT神戸で公開。
近年においてもコンスタントに劇場公開されているファウンド・フッテージホラー作品の中でも、異端な恐怖を感じてしまった作品である。冒頭から鑑賞していく中では、日常の中にある非日常体験を描いているだけだ。ミュージックビデオを撮影するため、カリフォルニアにある砂漠へやって来て、さぁ、具体的にどんな映像を撮っていこうかな、といった様子を捉えていくロードムービーを描いているようでもあった。だが、その砂漠は、ただならぬ気配が漂っているようでもあるのも確かではある。そして、夜を迎えると、事態は一転していく。気候は急激に変化していくし、宿であるテントの周囲からも何かに襲われているような気分になってしまう。得体の知れない大きなモノが存在しているような気がしないでもないのだが、実態は掴めない。作品を観る側の立場であっても、疑問と不安が最大限に高まっていくばかり。そして、ふとした瞬間に何かに襲われていく。気づけば、彼等はとんでもない状況に追い込まれてしまっていた。この描写を観ていると、突然にもエグい有り様を見せつけられてしまう。アメリカの観客の中には、嘔吐してしまった方がいることも自ずと納得せざるを得ない。このエグさも行きつくところまで至ってしまうので、まさにエクストリームな作品である。本作がファウンド・フッテージホラー作品であることを認識しつつも、最終的には何を思えばいいのだろうか…いや、そう思わせてしまうことこそが本作の醍醐味であろうか。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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