Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

アメリカの犯罪史に名を残した実在の殺人鬼を基にしたサイコスリラー『エド・ケンパー』がいよいよ劇場公開!

2026年6月22日

©2024 Crappy World Films, Inc.

 

1969年を舞台に、15歳で祖父母を殺害して施設に入っていた青年が、出所後母親の元に戻り、歪んだ親子関係によって残虐な殺人鬼へ変貌していく『エド・ケンパー』が6月26日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『エド・ケンパー』は、1970年代前半にアメリカを震撼させた実在の連続殺人鬼エド・ケンパーの人生を描いたサイコスリラー。1969年のアメリカ、15歳の時に祖父母を殺害し施設に収容されたエド・ケンパーは、21歳にして出所する。彼は精神科医からの忠告を無視して、疎遠になっていた母親のもとへと戻る。母親はエドが幼い頃から言葉による虐待とネグレクトで彼を支配し、精神的に追い詰めてきた人物だった。その歪んだ母子関係は、エドの女性に対する病的な欲望を爆発させる引き金となり、やがて連続殺人へとつながっていく。残忍な犯行を繰り返しながらも、器用な立ち回りで社会に溶け込み、警察の目をかいくぐっていくエドだったが…

 

本作では、過激で実験的なホラー作品を手がけてきたチャド・フェリン監督が、FBIによる初期の犯罪プロファイリングに重要な影響を与えたとされる殺人鬼エド・ケンパーの歪んだ心理をセンセーショナルに描き出す。フェリン監督作の常連俳優であるブランドン・カークとスーザン・プライバーが、エド・ケンパーと彼の母親をそれぞれ演じた。

 

©2024 Crappy World Films, Inc.

 

映画『エド・ケンパー』は、6月26日(金)より全国の劇場で公開。関西では、6月27日(土)より神戸・新開地のCinemaKOBE、7月11日(土)より大阪・十三のシアターセブンで公開。

15歳のエド・ケンパーは祖父母を殺害し、犯罪者用の精神病院へ入所することに。模範囚と認められたエドは21歳で出所することになったが、精神科医の忠告を無視し母親の住む家へ帰宅する。母親は母親で精神的に問題を抱えており、親子関係も夫婦関係も上手くいっているとは云えず、父親は幼少期に家を出てしまった。エドは母親から言葉の暴力やネグレクトを受け続け、親子関係も彼の精神も歪んでしまう。彼は、歪んだ心、特に女性へ対する病的なまでの欲望を爆発させ、1970年代前半に連続猟奇殺人を犯すことになる。

 

まず、どれだけ事情があろうが、他人の命を奪ってはいけない。これは揺るがないことだ。しかし、エド・ケンパーが置かれた状況はあまりにも悲惨である。母親から虐待を受けていた事実だけでなく、母親自身も精神的に苦しんでおり、誰も支える存在がいない。母親自身自覚できていないようにも見える。自覚できていたとしても、コントロールはできていないだろう。更には、周りの理解も無く…というよりも、理解できない状況にただ離れることしかできなかったのかもしれない。結果として、逃げることもできない子供だけが取り残されてしまい、悲劇に繋がってしまった。簡単に紐付けてはいけないとも思うが、ゼロではないのだろう。母親の状況に理解が乏しいこと自体は、時代のせいもあるかもしれない。だが、エド・ケンパーが虐待もネグレクトも無く育っただけでは、連続猟奇殺人事件にまで発展していなかったんだろうな、と勝手に想像してしまう。

 

言葉や態度で人の精神や人生を変えてしまうことを、今一度胸に刻みたい。SNS等の発展により、自分が慣れ親しんでいるエリア外の様々な人に容易に言葉を投げかけられるようになった。匿名で気軽にお話できる半面、いともたやすく酷い言葉を投げかけたり、自分本位な気持ちを大勢の目に触れる場所で吐き出せたりも出来るようにもなった。それらに救われる人もいるかもしれない。だが、簡単に相手に影響を与え、傷つけてしまうことで、とんでもない事件に発展する可能性もあるということも忘れないでいたい。

fromブライトマン

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts