映画の中で生まれた音楽も僕の中では大切なものになっています…『パリピ孔明 THE MOVIE』関口メンディーさんを迎え爆アゲ舞台挨拶開催!

現代の渋谷に転生した諸葛孔明が、偶然出会ったシンガーソングライターと共に、音楽で天下泰平を目指す『パリピ孔明 THE MOVIE』が全国の劇場で公開中。5月4日(日)には、大阪・難波のなんばパークスシネマに関口メンディーさんを迎え爆アゲ舞台挨拶が開催された。
映画『パリピ孔明 THE MOVIE』は、講談社「ヤングマガジン」連載の人気コミックを原作とする向井理さん主演のテレビドラマ「パリピ孔明」を映画化。なぜか現代の渋谷に転生した三国時代の天才軍師である諸葛孔明は、アマチュアシンガー・月見英子の軍師となり、ともに音楽の力で“天下泰平”を目指すことに。そんな中、日本を代表する3大音楽レーベル「KEY TIME」「SSSミュージック」「V-EX」が頂点を競う史上最大の音楽バトルフェスの開催が決定。孔明と英子も参戦を決めるが、三国時代の孔明のライバル・司馬懿の末裔である司馬潤とその妹でシンガーのshinが立ちはだかる。孔明役の向井理さん、英子役の上白石萌歌さんらドラマ版のキャストに加え、司馬潤役で神尾楓珠さん、shin役で詩羽さんが新たに参加。さらに劇中の音楽バトルフェスへの出演アーティストとして、9人組グローバルグループの&TEAMや三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの岩田剛典さん、演歌歌手の水森かおりさん、ヒップホップユニットのKOMOREBI、ダンスグループのアバンギャルディらが本人役で出演し、声優の宮野真守さんがフェスの司会進行を務めるMC・マモとして登場。
今回、爆アゲフェス上映後に関口メンディーさんが登壇。爆アゲ状態のお客さんをさらにアゲるべく盛り上がった舞台挨拶が繰り広げられた。
大阪コミコン2025のステージに登壇したばかりの関口さんは「前日にニコラス・ケイジさんが出演していて、今日は前園ケイジとして出演してきました」と報告。向井理さん演じる諸葛孔明とガチャピンとムックと一緒に登壇しており「キャラが濃いですよね」と自らツッコミ。今回の爆アゲフェス上映の様子も見ており「ペンライトを振りながら楽しんでくださっていて嬉しかったです」と喜んでいる。
原作漫画を読んだことがあった関口さんは、音楽に関する話ということで気になっていたこともあり、オファーを頂いた時は喜んだが、どの役を演じるか分からず気になっていた。当初は「孔明かな?」と思っていたら「ケイジかぁ…」と困惑。だが、原作とはキャラが違っており「ボクでいけるかなぁ」と心配。衣装合わせをする際に渡されたのがホットパンツで「マジか…」と戸惑ってしまう。「これかぁ…でも、役だしな…世界観を表現しなきゃいけないからな」と自覚して穿いてみると、鏡を見ながら「コレ、いいねぇ」と病みつきになってしまった。それ以来、積極的にホットパンツを穿きたいモードになったようだ。ドラマでは高円寺の商店街を歩くシーンがあったが、寒い中でも足を見せびらかすことが気持ちいい状態にもなっていた。
実際に前園ケイジを演じてみて、関口さんは「ドラマ版では悪役で登場して英子と孔明の道を邪魔するキャラクターなんです。持っている心の部分としては、実はとても純粋で音楽やパフォーマンスに対して真摯に向き合っているんだけど、それを拗らせちゃっているところがある」と捉えている。御自身がエンターテインメントに携わっていることから「何かにまっすぐ向き合う気持ちは分かるので、共感する部分はあるんですよね。そんなに演じにくくはなく。もし僕が拗らせていたら、こうなっていたかも。だから、想像力を働かせてお芝居させていただきました」と話す。仕事柄のこともあり、普段は一歩外に出れば皆が見ていることを認識しており「ちゃんとしておこう、と思っている。ケイジの場合は本当に無礼なので。それを気にせず合法的に無礼なことが出来る」と楽しんだ。
本作では、タイタン5のBAILAとして活躍しており「5人グループで、僕以外のメンバーの子達は、ダンス経験が様々。皆が無茶苦茶に練習した。インドっぽい振付で、リズムのとりかたも普段に僕がやっているようなダンスと違った。僕も難しいと思うぐらい」と感じており「グループとして遜色なく、グルーブ感が出るくらいそれぞれのメンバーが頑張ってくれた。その姿を見て僕もより一層に頑張ろう、と思えた。グループに入って一から頑張ろうとしているケイジの部分を出す意味でも、彼らと一緒に出来て良かったな」と感慨深げだ。なお、メンバーの皆が関口さんより背が高く「皆が異常にスタイルが良い。その中にケイジがいると、小人みたくなる。ケイジがあがこうとしている感じが出る。その中で、どうにか目立たないといけない」と説く。撮影現場で初パフォーマンスとなり「人前でパフォーマンスするのは、とても楽しく好きなんです」と話し「周りのメンバーには人前で踊るのが初めての人もいたので、出演前にはエールを送っていた」と振り返る。フェスの現場ではLIVEのような臨場感があり「撮影の都合上、2,3回のパフォーマンスをするんですが、その度にお客さんのボルテージもアガっていった。あのエネルギッシュな空間を作れたのはお客さんのおかげだったな」と実感していた。
本作を試写会で観た際にはグッときており、最後には「凄い良い映画だなぁ」と思ったようだ。今回の上映中には、英子が歌っている時の歌詞を見ながら「自分と重ね合わせて、グッときたんです。もしかしたら、そういう方もこの中にいらっしゃるのかなぁ」と印象に残っていた。なお、もし孔明が自身の軍師になったことを想定してみると「前園ケイジとしてどうやったら紅白歌合戦に出演できるか…もしくは、FNS歌謡祭。先にFNS歌謡祭で慣らして紅白。早めにパフォーマンスしておきたい」と思い描きながらも「ホットパンツを全国に…」と盛り込んだ。
最後に「前園ケイジというキャラクターを自分に重ね合わせつつ、役作りや体作りもして皆さんにエンターテインメントとして届けられたことが嬉しく思っております」と伝えると共に「この作品は、ストーリーも勿論素敵ですし、その中に出てくるアーティストさんも今を時めかれている方だったり大御所の方だったり様々な方が出て各世代を網羅できるような音楽を届けてくれていると思います。この中で生まれた音楽も僕の中では大切なものになっています。英子のアルバムも出ていますので、映画が終わった後に聴いていただいて、この映画のことを思い出していただきたいです」とメッセージを送り、舞台挨拶を締め括った。
映画『パリピ孔明 THE MOVIE』は、全国の劇場で公開中。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開中。

- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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