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声を失った男の壮絶な復讐劇『サイレントナイト』がいよいよ劇場公開!

2025年4月8日

©2023 Silent Night Productions, Inc. All Rights Reserved

 

ギャングの銃撃戦で息子を失った男が、悲しみを憎悪に変えて繰り広げる復讐劇を、全編セリフなしで描く『サイレントナイト』が4月11日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『サイレントナイト』は、声を失った男の復讐劇を全編セリフなしで描いたリベンジアクション。家族とともに幸せな日々を過ごしていた男は、クリスマスイブの日にギャング同士の銃撃戦に巻き込まれ、愛する息子の命を目の前で奪われてしまう。自らも重傷を負った彼は、どうにか一命を取り留めたものの声帯を損傷。絶望を叫ぶ声さえも失った男の悲しみは、いつしか激しい憎しみへと変わっていく。悪党たちへの復讐を決意した男は、次の12月24日をギャング壊滅の日に定め、過酷な戦いへと身を投じていく。

 

本作は、『男たちの挽歌』『フェイス/オフ』等を手がけたアクション映画の名匠ジョン・ウーが手掛け、『スーサイド・スクワッド』シリーズのジョエル・キナマンが主演。『X エックス』等の作品で俳優としても俳優としても活躍するラッパーのスコット・メスカディ、『そして、ひと粒のひかり』のカタリーナ・サンディノ・モレノが共演した。

 

©2023 Silent Night Productions, Inc. All Rights Reserved

 

映画『サイレントナイト』は、4月11日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のT・ジョイ梅田や難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・岩屋の109シネマズHAT神戸等で公開。

冒頭シーンから映し出されるのは、所謂クリスマス・セーターを着たお父さんが、ギャングが乗った車を追いかけまわる姿。ギャングとの力比べはどちらが上なんだ!?と思っていたら、結局、銃撃を受けてしまう。しかも、喉を狙われて致命傷レベルの損傷に。いきなり死に至るかと思いきや、一命を取り留め、治療を経た後は、声を失った状態へ。つまり、本作では、主人公は嗚咽は出来たとしても一切喋ることが出来ない。そもそも、穏やかな住宅街でギャング同士で銃撃戦なんぞ起こすなや!流れ弾で息子が亡くなっとんねんぞ!と…怒りに燃えるお父さんの復讐劇が1年計画で練られ行われていくのが本作。本業は電気工事士らしきお父さんであることを察するに、勿論人を殺す術は知らない。ターゲットを確認し、復讐する段取りを積み重ねていく。中古車を防弾状態にしてドライビングテクニックを励み、銃についても一からトレーニング、ナイフ等を用いた格闘術は動画から、というのは現代的。一昔前なら通信教育で学びそうなことを現代ならこれだけ実践的に習得できるんだな。とはいえ、素人が積み重ねた技術を以てギャングと対等に戦えるか、は定かではない。まさに復讐の鬼となって1年後に挑んでいくお父さんのストーリー、応援せずにはいられない作品だ。こういった作品を名匠ジョン・ウーが手掛けるのは興味深い。ジョン・ウーならではの定番ネタのアレコレも形を変えて施している演出も見受けられ、まさに最後まで楽しめる一作となっている。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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