Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

ポンコツ地方公務員が市長から命じられたご当地映画の製作に奔走する『怪獣ヤロウ!』がいよいよ劇場公開!

2025年1月28日

©チーム「怪獣ヤロウ!」

 

市長からご当地映画の製作を依頼された観光課の職員が、かねてから夢だった怪獣映画を作ろうと市政を巻きこんでいく様を描く『怪獣ヤロウ!』が1月31日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『怪獣ヤロウ!』は、岐阜県関市を舞台に、ご当地映画の製作を命じられた怪獣映画好きの地方公務員が前代未聞の作戦に挑む姿を描くコメディドラマ。岐阜県関市役所の観光課に勤める山田一郎は何をやってもうまくいかず、毎日を淡々と過ごしていた。ある日、彼は市長から地元を盛りあげるためのご当地映画の製作を命じられる。凡庸なご当地映画を作ることに疑念を抱いた山田は、かねて夢であった怪獣映画の製作を決意するが、そんな彼の思いが、市政を巻き込んだ大事件へと発展していく。

 

本作では、YouTubeのチャンネル登録者数168万を誇る「バキバキ童貞(バキ童)」として知られる、お笑いコンビ「春とヒコーキ」のぐんぴぃさんが映画初出演にして主演を務めた。主人公の山田と共に映画製作に取り組むヒロインの吉田麻衣を菅井友香さん、観光課の先輩である武藤長介を手塚とおるさん、同僚の古川を三戸なつめさん、伝説の怪獣映画監督である本多英二を麿赤兒さん、伝統を重んじる市長を清水ミチコさんが演じた。芸能事務所タイタンの社員で『実りゆく』等の映画監督としても活動する八木順一朗さんが監督と脚本を担当している。

 

©チーム「怪獣ヤロウ!」

 

映画『怪獣ヤロウ!』は、1月31日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋、京都・二条のTOHOシネマズ二条、神戸・岩屋の109シネマズHAT神戸等で公開。

いわゆるご当地映画と自主怪獣映画を掛け合わせるとどうなるか。それぞれのジャンルは独立して制作されてきており、極々小規模で交わることがなかったとは云えないが、まさかシネコンで上映される規模の作品が製作されることになるとは予想だにしなかった。それぞれに長年をかけて様々な作品が製作されてきたが、シネコンを中心に全国規模で上映されることはなかった。極々一部のジャンルの映画が好きな界隈が挙って集まる程度だ。本作においても、それぞれのジャンルの要素が独立して成り立っていったが、ツイストを効かしたストーリーテリングによって、冒頭の展開からは予想だにしなかった作品が出来上がっていくのだから、侮れない。それは、本作を手掛けた八木順一朗監督自身が、幼少期に観た怪獣映画の影響を受けていたと同時に前作『実りゆく』で培ったノウハウを以て、おもしろい作品を手掛けてみよう、といった心意気があったからではないだろうか。本作の中で制作される”ご当地映画”には、低予算映画ならではの魅力があふれているので、一種の”騙されたつもり”で本作に臨んでみてはいかがだろか、と提案させて頂きたい。愛すべき”怪獣ヤロウ”に幸あれ!

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts