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学校一のさわやか王子と、彼との妄想をSNS上でつぶやくのが日課な女子の恋模様を描く『恋わずらいのエリー』がいよいよ劇場公開!

2024年3月12日

©2024「恋わずらいのエリー」製作委員会 ©藤もも/講談社

 

気になる男子の妄想をSNSで呟く女子高校生が、趣味がバレたことをきっかけに男子生徒と親密になっていく『恋わずらいのエリー』が3月15日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『恋わずらいのエリー』…

地味で目立たない女子高生のエリーは、同級生のさわやか王子であるオミくんの姿を遠くから眺めては、SNSで彼との妄想を「恋わずらいのエリー」の名前でつぶやいていた。そんなある日、彼女はひょんなことから、オミくんには口の悪い裏の顔があることを知る。さらに自分の妄想のつぶやきがオミくん本人にバレてしまいピンチに陥るエリーだったが、意外にもオミくんはそんなエリーを面白がり、2人はまさかの急接近。オミくんの飾らない姿に接するうちにますます彼にひかれていくが、クラスメイトの要くんにも「恋わずらいのエリー」であることを知られてしまい…

 

本作は、累計発行部数210万部を突破した藤ももによる人気少女コミックを、『渇水』の宮世琉弥さんと『ミステリと言う勿れ』の原菜乃華さんによる共演で実写映画化した青春ラブコメディ。2人を取り巻く個性豊かな仲間たちを西村拓哉さん、白宮みずほさん、藤本洸大さん、綱啓永さんら若手俳優たちが演じ、オミくんの叔父でもある国語教師の汐田先生役を小関裕太さんが担当した。監督は『旅猫リポート』の三木康一郎さん、脚本は『春待つ僕ら』のおかざきさとこさん。人気ガールズグループNiziUが主題歌を担当しているほか、オミくんやエリーが通う高校の生徒役で本編に出演もしている。

 

©2024「恋わずらいのエリー」製作委員会 ©藤もも/講談社

 

映画『恋わずらいのエリー』は、3月15日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマT・ジョイ梅田、難波のなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、兵庫・神戸のOSシネマズ神戸ハーバーランド等で公開。

学校一の”推し”との恋愛を妄想する主人公の暴走は、もはや”変態”の極み(褒め言葉)。でも、こんな妄想をする日々を送っているのなら、それだけで楽しいだろうな。とはいえ、あくまで妄想であり、その内容が本人と全く同じとは限らない。皆には見せない裏の顔は誰にだってあるはずだ。そんな裏側を知り、相手を理解してからこそ、本当の恋が始まっていく。とはいえ、裏の顔といっても、嫌な性格だけを指しているのではなく、能ある鷹は爪を隠すが如く、誰にも見られないところで努力している姿もあった。そんなところを見つけたら、主人公はますます好きになっていくよね。…といったストーリー展開があったら、主人公をライバル視するよう強力なキャラクターが登場することが多いが、本作はこれまでの同じような作品とは少し違う。どちらかといえば、主人公らから良き影響を受けていくキャラクターが登場していた。昨今のカルチャーシーンに通底する”優しさ”というテーマが本作にも本作にも込められているのではないだろうか。だからこそ、良き意味で”妄想”が最初から最後まで全開の本作を存分に楽しめられる。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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