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ナタリー・ポートマンが迫力のステージで観客魅了!『ポップスター』がいよいよ全国の劇場で公開!

2020年6月1日

Motion Picture (C)2018 Vox Lux Film Holdings, LLC. All Rights Reserved

 

ナタリー・ポートマンが、艶やかで奇抜なコスチュームをまとい、スキャンダルまみれのポップスターを演じる異色作『ポップスター』が、新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う全国的な緊急事態宣言の解除を受け、6月5日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ポップスター』は、カリスマポップスターの壮絶な生きざまを描いたドラマ。クラスメイトによる銃乱射事件に巻き込まれ、生死の境をさまよいながらも一命を取り留めた14歳の少女セレステ。皮肉にも姉のエレノアと作った追悼曲が大ヒットし、敏腕マネージャーに見初められてスターダムへと駆け上がる。18年後、度重なるスキャンダルでトップスターの座から転落した彼女のカムバックツアー初日を前に、ある事件が起こる。それは、かつて彼女が被害に遭った事件を模倣するものだった。トラウマがよみがえる中、再起をかけてステージへと向かうセレステだったが…

 

本作では、『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンが主演と製作総指揮を務めた。また、敏腕マネージャー役をジュード・ロウ、幼少期のセレステと彼女の娘の2役を『トゥモローランド』のラフィー・キャシディが演じ、監督・脚本は『シークレット・オブ・モンスター』のブラディ・コーベットが担う。世界的トップ歌手のシーアが主題歌・劇中歌を担当した。

 

Motion Picture (C)2018 Vox Lux Film Holdings, LLC. All Rights Reserved

 

映画『ポップスター』は、6月5日(金)より大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマ、難波のなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OS、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸をはじめ、全国の劇場で公開。

※今後改めて政府・行政から劇場へ休業要請が出たり、不測の事態で再度延期や公開中止になる可能性もあります。

『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンが、Siaと融合し、ポップスターの誕生を魅せつける!

 

主人公のセレステは、人生のターニングポイントで事ある毎に衝撃的な経験を遭遇しトラウマを抱えていく。「トラウマなど存在しません」と、ある哲学者は語るが、セレステのような経験をしたら、精神的なショックは大きいだろうし、何も行動を起こせないだろう。遭遇した事件の犠牲者を追悼すると共に自らの心を癒すために、自身の才能を以て歌唱するなら、誰かの傷ついた心をいたわることが出来る。これぞ、まさにポップスターに足り得る姿だ。

 

『ブラック・スワン』では、ナタリー・ポートマンがバレエダンサーとしてライバルと競いながら、最終的に自身を追い込み苦しんでいく。バレリーナからカリスマ・アーティストへと姿を変えて、ひたすらに自らを暗い世界へと追い込んでいく。資料によれば、ナタリー・ポートマンは、スターが混乱状態となり、精神的なつながりを求めようとしても、結局は自身が利用されているかもしれないと強迫観念を持ってしまいかねないことに関心を示し、オファーを受けたようだ。さらに、アーティスト達のドキュメンタリーを鑑賞し、その世界観やライフスタイル、家族との関係を学び、役作りに反映していったとのこと。具体的なアーティストは明記されていないが、悲劇のヒロインとなってしまったアーティストがいくつか思い浮かび、キャラクターを構築していったプロセスが伺える。

 

主題歌・劇中歌を担当したSiaも、薬物やアルコールへの依存により、幾度も人生のどん底に落ちていた。だが、復活を遂げ、自身の人生が得たものを以て、リリックとメロディにメッセージを込めている。セレステという見事に作り上げていったヒロイン像にSiaの楽曲が融合し、ナタリー・ポートマンは圧倒的なパフォーマンスを届けていく。その姿から何を受けとめるか心して観てほしい一作である。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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