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パニック障害とPMS(月経前症候群)を抱えた者同士が少しずつ互いの殻を溶かし合っていく『夜明けのすべて』がいよいよ劇場公開!

2024年2月5日

©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会

 

月に1度、苛立ちを抑えられなくなる女性が、転職してきた青年を怒ったことがきっかけで親しくなっていく『夜明けのすべて』が2月9日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『夜明けのすべて』…

PMS(月経前症候群)のせいで月に1度イライラを抑えられなくなる藤沢さんは、会社の同僚である山添くんのある行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。転職してきたばかりなのにやる気がなさそうに見える山添くんだったが、そんな彼もまた、パニック障害を抱え生きがいも気力も失っていた。職場の人たちの理解に支えられながら過ごす中で、藤沢さんと山添くんの間には、恋人でも友達でもない同志のような特別な感情が芽生えはじめる。やがて2人は、自分の症状は改善されなくても相手を助けることはできるのではないかと考えるようになる。

 

本作は、「そして、バトンは渡された」等で知られる人気作家の瀬尾まいこによる小説を、『ケイコ 目を澄ませて』の三宅唱監督が映画化した人間ドラマ。NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を演じた松村北斗さんと上白石萌音さんが山添くん役と藤沢さん役でそれぞれ主演を務め、2人が働く会社の社長を光石研さん、藤沢さんの母をりょうさん、山添くんの前の職場の上司を渋川清彦さんが演じる。2024年の第74回ベルリン国際映画祭フォーラム部門出品作品。

 

©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会

 

映画『夜明けのすべて』は、2月9日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、兵庫・神戸のOSシネマズ神戸ハーバーランド等で公開。

2010年製作の初監督作『やくたたず』以降、コンスタントに作品を作り続け、遂には全国のシネコンで公開される作品まで手掛けるようになった三宅唱監督。されど、自らの作家性はぶれず、観る者のこころに沁み込んでくる作品に仕上がっていることは嬉しい限りだ。本作においては、PMSの症状をもつ女性とパニック障害を抱える男性について、各々の症状を端的に描きつつ、それぞれが持つ症状をどうすることが出来ずとも、相手が持つ症状を和らげるために少しでも出来ることをしていく姿を微笑ましく描いている。2人を見守る周囲の人物も優しく見守っているのが好感だ。当初は、周囲とのコミュニケーションが上手くいかず、そこに居続けることが無理になってしまえば転々としてしまいがちかもしれないけれども、きっとどこかには、ここだ!と思える場所があるはず。偶然にも巡り合った2人が一緒になって打ち込めることがあったことは喜ばしい限り。その先に歩む道が違ったとしても、この場所があったことが2人にとってかけがえのないものになったことを願うばかりだ。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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