正反対の性格をしたクラスメイトの男女のラブストーリーを描く『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』がいよいよ劇場公開！

2023年8月29日

正反対の性格をしたクラスメイトの男女が、徐々にひかれていく様を描きだす『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』が９月１日（金）より全国の劇場で公開される。

周囲の空気ばかり読んでしまう優等生の茜と、自由奔放で絵を描くことを愛する銀髪のクラスメイト・青磁。茜は何もかもが自分とは正反対の青磁のことを苦手に思っていたが、青磁が描く絵と、そのまっすぐな性格にひかれ、２人は少しずつ距離を縮めていく。やがて、そんな2人の過去が重なりあい、これまで誰にも言えなかった思いがあふれ出す。

本作では、汐見夏衛さんの恋愛小説を、テレビドラマ「美しい彼」の酒井麻衣監督のメガホンで実写映画化。青磁役を、本作が映画初主演となるボーイズグループ「JO1」の白岩瑠姫さんが演じる。茜役は「non-no」専属モデルほか、俳優としても活躍する久間田琳加さん。箭内夢菜さん、吉田ウーロン太さん、今井隆文さん、上杉柊平さん、鶴田真由さんらが共演した。

映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』は、９月１日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のＴＯＨＯシネマズ梅田や難波のＴＯＨＯシネマズなんば、京都・二条のＴＯＨＯシネマズ二条や三条のＭＯＶＩＸ京都、兵庫・西宮のＴＯＨＯシネマズ西宮ＯＳや神戸・岩屋の１０９シネマズＨＡＴ神戸等で公開。

本作冒頭から淡い光が射す画作りが印象的で、酒井麻衣監督作品らしい演出は揺るぎない。最近では『美しい彼』シリーズや『明日、私は誰かのカノジョ』等々、コンスタントにＴＶドラマの監督を担うようになったが、インディペンデント映画時代から、一貫した作家性がある。引っ込み思案になってしまいがちな主人公が、どこか浮世離れした雰囲気を醸し出す相手と出会い、徐々に自らの感情を開放し、思い切ったアクションも起こしていく。気づけば、何かを抱えていそうな相手の行動さえも変化させていくことが出来る。主人公と相手の立場がひっくり返りそうになるストーリー展開が観る者を楽しませてくれる手腕を本作でも発揮していた。また、周囲にいるキャラクターも魅力的で、本作では、上杉柊平さん演じる美術教師の岡崎が”おいしい”ポジションに立っている。高校時代、自由気ままに振舞って良そうで、しっかりと生徒のことを考えてくれる、こんな先生に出会いたかったものだ。酒井麻衣監督なら、どんな作品でも、自らの作家性を発揮しながら観客を満足させてくれそうだ。まだまだ次作が楽しみな限りである。

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