生き別れた母親を探すため奨学金で中国への留学を目指す青年が変化していく青春映画『卒業～Tell the World I Love You～』がいよいよ劇場公開！

2023年8月21日

留学を目指す優等生の青年と幼なじみの日常が、密売組織を抜けた青年との出会いによって変化していく『卒業～Tell the World I Love You～』が８月２５日（金）より全国の劇場で公開される。

映画『卒業～Tell the World I Love You～』は、異なる世界で生きてきた３人の青年が運命的な出会いを果たし、苦悩しながらも困難に立ち向かっていく姿を描いたタイ発の青春映画。優等生のケンは生き別れた母親を捜すため、幼なじみの同級生タイの家に居候しながら、奨学金で中国への留学を目指している。試験が迫ったある日、ケンは薬の密売組織から足を洗おうとして暴行を受けていた青年ボンを思わず助けてしまう。ボンとの出会いは、平穏だったケンとタイの日常を大きく揺るがしていく。

本作は、タイのBLドラマ「Gen Y The Series」でブレイクしたスラデット・ピニワットがケン役で主演を務め、BLドラマ「ラブ・バイ・チャンス」のタナポン・スクムパンタナーサーンがボン、BLドラマ「Bed Friend」のシラホップ・マニティクンがタイを演じた。監督・脚本は『バンコク・ラブストーリー』のポット・アーノンが務めた。

映画『卒業～Tell the World I Love You～』が８月２５日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や心斎橋のシネマート心斎橋、京都・烏丸御池のアップリンク京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。

タイのBLドラマが日本でも流行っている現在、そのドラマで活躍している俳優達が出演している本作は、BLっぽい印象を持ちそうだが、高校生の友情を描いた純然たる青春映画だ。奨学金での中国留学を目指す優等生ケンのストーリーがメインではあるが、組織から足を洗おうとして袋叩きにあってしまったヤクの売人であるボンを助けたことで、苦境に追い込まれてしまう。本来は関わらない方が良かったかもしれないが、過去のトラウマが故にある優しさによって助けることを選んだケンの思いにはグッときてしまった。登場人物それぞれが抱える思いや未来への希望が叶うことが出来るのか、タイ・バンコクの美しい街並みを見せることで情景を瑞々しく描いている。本作を手掛けたポット・アーノン監督は、本国で１９９５年にデビューし今作が３９作目となり、いよいよ日本でも公開されることが喜ばしい。『バッド・ジーニアス危険な天才たち』や『プアン／友達と呼ばせて』等、様々なタイの青春映画が日本でも公開されているので、是非とも本作が本作が森がっていくことを願うばかりだ。

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