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『キングダム』の世界観には白水峡が合うに違いない!『キングダム 運命の炎』渕役の田中美央さんと神戸フィルムオフィスの土屋千佳さんを迎え舞台挨拶開催!

2023年8月17日

信と王騎が初めて同じ戦場に立つ「馬陽の戦い」や、秦の国王・嬴政の過去が明らかとなる「紫夏編」が描かれる『キングダム 運命の炎』が全国の劇場で公開中。8月17日(木)には神戸・三宮のOSシネマズミント神戸に渕役の田中美央さんと神戸フィルムオフィスの土屋千佳さんを迎え、舞台挨拶が開催された。

 

映画『キングダム 運命の炎』は、原泰久さんの人気漫画を実写映画化した大ヒット作『キングダム』シリーズの第3作。春秋戦国時代の中国。天下の大将軍を志す少年の信は秦の若き国王である嬴政と運命的な出会いを果たし、ともに中華統一を目指すことに。魏との戦いに勝利をおさめた彼らのもとに、秦に対して積年の恨みを抱える隣国である趙の軍隊が攻め込んでくる。嬴政は長らく戦場から離れていた伝説の大将軍である王騎を総大将に任命。王騎から戦いへの覚悟を問われたえい政は、かつての恩人である紫夏との記憶を語る。100人の兵士を率いる隊長となった信は、王騎から「飛信隊」という部隊名を授かり、別働隊として敵将を討つ任務に挑むが…
信役の山﨑賢人さん、嬴政役の吉沢亮さん、王騎役の大沢たかおさんら前2作からのキャストに加え、紫夏役で杏さん、趙の総大将である趙荘役で山本耕史さん、副将の馮忌役で片岡愛之助さん、副将の万極役で山田裕貴さんが新たに参加した。

 

今回、上映後に渕役の田中美央さんと神戸フィルムオフィスの土屋千佳さんが登壇。神戸出身の田中さんは「神戸市北区、有馬温泉の近くなんです。『キングダム』用語では”山の民”でございます。有馬から中学1年生の頃にお小遣い貯めて初めて映画を観にきたのがこの劇場(阪神淡路大震災以前)なんです。『アンタッチャブル』や『オーバー・ザ・トップ』を観ました」と懐かしむと共に、今回の登壇を感激している。

 

神戸での舞台挨拶は今回が初めての田中さん。長年、舞台俳優として活動しており、『日本のいちばん長い日』のオーディションを受けて出演が決まって以降、数々の作品に出演するようになった。”右腕俳優”と呼ばれるようになり、とある監督からは「主役の横に置いといても邪魔じゃないんです」と言われるように、強味だと受けとめており「一番良いポジションに置いてもらえる。こんな体をしていますが、グイグイいく感じではないので、控えめなところが邪魔ではないのかな。肝っ玉は小さくて、オカンからは『もっとガンガンにいかなあかんで』と言われます」と苦笑い。

 

映画による神戸の活性化を願う土屋さんは「わが街が映画の撮影の場所になったということを市民の皆さんが認識して頂いて”さすが神戸だな”と思って頂けることが良いな」と神戸フィルムオフィスの活動を気に入っている。今回、神戸市北区の白水峡がロケ地として使われており、田中さんは「小学校の遠足で白水峡に行ったのを覚えています」と話す。白水峡は、有馬温泉の奥から西宮市の市境にある六甲山系の一部で、花崗岩が風化されて出来た岩山である。田中さんは当時について「有馬からすぐのところだったので、バスで皆で行ったのを覚えています。砂漠みたいな風景で、『スター・ウォーズ』のタトゥイーンに似ている。友達とR2-D2ごっこをしていた」と懐かしんだ。

 

本作の出演にあたり、2020年に百人隊として出演するオーディションの依頼を受けた田中さんは「”百人隊”のオーディションなので、どのチームか分からない。壁も百人隊を率いている。まさか信の下で百人隊に入れるとは思っていなかった」と打ち明ける。オーディションでは、作戦会議をしているシーンが課題となり、全部の台詞を覚えることを求められ、役名が変えられており、田中さんは信のチームだと分からなかった。その後、渕役を演じると分かり「まさか…!」と驚愕。自身としては「アクションは得意ではないので、受かるとは思っていなかった」と愕然としながらも、殺陣を練習して、走り込んでいき「決まってからが大変でした」と振り返る。なお、劇中では、独特の髪型をした鬘を被っているので「5回観ているんですが、一番前で観るのが好きで。お客様が僕の前を通って帰りますが、誰も気づいていない、今観たところなのに。オーラみたいなものは無いんだと思います」と自虐的に話す。撮影に臨んでいく中で「僕からしたら、皆芸能人。撮影が進むにつれて、皆がドンドン役に入っていく。大沢さんは会う度に体が大きくなっている。僕とは大きさはそんなに変わらないはずなのに、現場では僕にはないオーラがあった」と皆との違いを大いに感じた。ロケ地の白水峡にいた土屋さんも「王騎将軍が登場した時は空気が変わっていましたね」と共感する。

 

製作スタッフから、『キングダム』の世界観にマッチした場所を求められた土屋さんは「白水峡が合うに違いない」と確信し、許可申請等も調べた上で、佐藤監督や製作スタッフを案内していく。佐藤監督からは「何故もっと早く教えてくれなかったの!?」と言われるぐらいに気に入ってもらった。なお、現在の白水峡は、本作のロケとなったエリアは一般の方には立ち入り禁止の場所となっている。撮影当時、エキストラやスタッフも含め200人以上が日々の準備や撮影をしており、日本映画界でも破格の規模だった。撮影が始まると、土屋さんらは、スタッフやキャストの皆さんが怪我があった際には近くの病院に行けるように臨機応変に動きながら立ち会っている。飛信隊の面々は草鞋を履いてアクションしており、土屋さんは「白水峡は岩山だけでなく、地面にも大きな石がゴロゴロ転がっているので、歩くのも大変」と役者の皆さんを心配しており、田中さんは「無茶苦茶痛いです。素足と草鞋の間に一枚噛ませているが、それでも痛いです」と明かす。

 

コロナ禍での撮影が進んでいく中で、田中さんは「他のチームが何をしているか全く分からなかった。出演が決まった時、橋本環奈さんや長澤まさみさんや杏さんに会えると楽しみにしていたら、現場は恐い顔をしたオッサンばっかり。唯一、清野菜名さんが一輪の花として咲いててくれた。ドロドロになりながらやっていた」と漏らす。そういった状況下、監督から前日に撮った映像を見せてもらい「飛信隊も負けてられないぞ」と刺激を受け合いながら演じていった。また「山崎賢人君、良い人なんです。大好きになってしまいました」と心を込めて伝え「【飛信隊】という連絡網があり、”神戸に飛信隊を代表して行ってきます”と伝えたら、皆さんが”よろしく。頑張ってこい”とメッセージを預かっています。個人的に賢人君にメールを送ったら、毎回律儀に返してくれる。現場でも信と渕の関係でいてくれる。屈託なく話しかけてくれたり笑ってくれたりして、安心感につながる」と信頼している。現場での様子は土屋さんも見ており「仲良さそうな雰囲気を遠目で見守らせて頂いておりました」と微笑ましかった。

 

現場の様子を見ながら、土屋さんは「規模感が違う」と感じている。撮影が始まる3,4ヶ月前から撮影が出来るように準備を始めており「土木工事のように重機を入れて白水峡の地均しをして、キャストが歩いても怪我をしないように階段を付けることもあり、規模が大きな作品でないと出来ない」と説く。田中さんは階段について思い出し「断崖絶壁なので、仮設の階段がないと登れなかった。ありがとうございます」と感謝を込め、土屋さんは「そういったことを準備段階からやっていけるレベルの規模だった。神戸でも滅多にない撮影だった」と感慨深げだ。

 

最後に、土屋さんは「神戸でも白水峡のような壮大な景色があることを知って頂けた。でも、行って頂けない場所ではあるので、渕さんや飛信隊の皆さんの活躍を大きなスクリーンで何度も観て頂けたら良いな」とメッセージ。田中さんは「
子供の頃からこの映画館にお招き頂けたことを光栄に思います。僕の故郷である神戸には世界に負けないぐらいの誇れる場所があることを発信していきたい」と思いを伝え、舞台挨拶は締め括られた。

 

映画『キングダム 運命の炎』は、全国の劇場で公開中。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田大阪ステーションシティシネマや難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開中。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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