アメリカ空軍パイロットとロンドンの壊滅を狙うドイツ空軍秘密部隊の戦いを描く『KG200 ナチス爆撃航空団』がいよいよ関西の劇場でも公開！
©2022 Wolf Hound Productions, LLC All Rights Reserved.
敵地殲滅作戦中にナチスの極秘計画を知った米軍大尉と、弟を殺された敵兵との攻防を描く『KG200 ナチス爆撃航空団』が３月１７日（金）より関西の劇場でも公開される。
映画『KG200 ナチス爆撃航空団』は、第二次世界大戦を舞台に、ロンドン壊滅をもくろむドイツ空軍秘密部隊に立ち向かうアメリカ空軍パイロットの戦いを活写した戦争アクション。１９４４年、ナチス占領下のフランス上空。敵基地殲滅作戦へと向かうＢ－１７爆撃機の護衛についていたホールデン大尉らは、突然接近してきた所属不明の２機の戦闘機に襲撃される。それは連合軍の墜落機を回収して騙し討ちに利用するドイツ軍第２００爆撃航空団（KG200）だった。ホールデン大尉は激しい空中戦の末に１機を撃墜し不時着するが、Ｂ－１７の乗員たちはドイツ軍に捕らわれてしまう。仲間を救うべくたった１人で敵基地へ乗り込むホールデン大尉だったが、その途中、ロンドン壊滅を狙うドイツ軍の極秘計画を知る。
本作では、マイケル・B・チャイトが監督を務め、ジェームズ・マズロー、ジョン・ターク、ジョン・ウェルズらが出演。登場する戦闘機はボーイングＢ－１７Ｇフライングフォートレスなど全て本物のビンテージ機を使用、空中戦シーンでは約４０００発の空砲を用いるなどリアリティを追求し、緊迫感たっぷりに描き出す。
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映画『KG200 ナチス爆撃航空団』は、関西では、３月１７日（金）より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、３月２４日（金）より京都・烏丸御池のアップリンク京都、３月３１日（金）より大阪・難波のなんばパークスシネマ、４月２１日（金）より神戸・三宮のkino cinéma神戸国際で公開。
ドイツ軍第２００爆撃航空団（KG200）は、第二次世界大戦中のドイツ空軍に実在した秘密爆撃部隊。長距離偵察や新型機のテストや鹵獲した機体を使用した特殊任務を行う舞台であった…ということは、本作で描かれていることは、あながちそんなにフィクションではない！？敵側の爆撃機を墜落させ、回収して騙し討ちにしたり、ロンドン壊滅を狙う極秘計画を練ったり。歴史上有名ではない出来事の中にヒントを得てストーリーを膨らませていったのだろうか。ドイツ軍の用意周到な計画ぶりには驚かされるばかり。とはいえ、ナチス・ドイツの集団的思考が蠢く中で、個人的な怨念を抱えて行動する輩がいると、部隊としての規律が乱れていくのは、いつの時代も変わらない。最終的には、アメリカVSドイツのドッグファイトは手に汗握る代物になっており、目を奪われる。『トップガン・マーヴェリック』以降、空中戦は一層に拘っているようにも感じられた。歴史を改変させないレベルで、ここまでおもしろいストーリー展開にできるものだな、と納得できる。今後も、知られざる部隊を扱った観る者を楽しませてくれる作品がまだまだ世に放たれそうだ。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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