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人見知りから仲を深めていったからこその良さが出ている…『なのに、千輝くんが甘すぎる。』高橋恭平さんと畑芽育さんを迎え舞台挨拶開催!

2023年3月5日

人生初の告白で失恋した女子高校生と、陸上部エースの男子高校生との秘密の約束を描く『なのに、千輝くんが甘すぎる。』が全国の劇場で公開中。3月5日(日)には、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマに高橋恭平さんと畑芽育さんを迎え、舞台挨拶が開催された。

 

映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』…

人生初の告白に挑み失恋した高校2年生の真綾は、落ち込んでいるところを陸上部のエースであるイケメン男子の千輝(ちぎら)くんに見られてしまう。周囲には塩対応な千輝くんだったが、なぜか真綾に“片思いごっこ”を提案。それは真綾が千輝くんに片思いのフリをするというもので、周囲にバレないこと、そして本当に好きにならないことが条件だった。しかし自分にだけ甘すぎる千輝くんとの秘密の関係に、真綾の気持ちは揺れ動いてしまう。

講談社「月刊デザート」連載の亜南くじらさんによる人気コミックを実写映画化し、アイドルグループ「なにわ男子」の高橋恭平さんが映画初主演を務めた青春ラブストーリー。千輝くん役を高橋さんが務め、ドラマ「女子高生の無駄づかい」の畑芽育さんがヒロインの真綾を演じる。監督を『四月は君の嘘』の新城毅彦さん、脚本を『ラジエーションハウス』の大北はるかさんが務めた。

 

上映後、高橋恭平さんと畑芽育さんが登壇。大阪出身の高橋さんが畑さんをもてなすような和やかな雰囲気の中で舞台挨拶が繰り広げられた。

 

劇場公開を迎えた現在、初主演映画である高橋さんは「大阪では、この映画館で席に座って観ていたので、こっち側に立てているのは嬉しいですね」と感慨深い。畑さんは「あたたかいコメントや、おもしろかった、といった沢山の感想を頂けて嬉しい。初日興行収入1位だったみたいで。この調子で『ドラえもん』に負けるな、という感じでやっていきたい」と志は高い。

 

撮影では、高橋さんは初めて足の毛を剃っており、畑さんもそういった光景を見るのは人生初めての出来事だった。撮影後も丁寧にケアしていそうだが、高橋さんは「あれ以来、剃っていないです。もともとあまり生えておらず、女性ホルモンが多いらしい」と話す。畑さんは撮影の日々を楽しんでいったが「虫が多くて、高橋さんに虫の退治を任せたかったな」と打ち明けながらも「私よりも怖がっていた」と明かす。これを受け、高橋さんは「虫は苦手なので遠慮しておこうかな。生き物ですし、そっとしておくのが一番かな。見て見ぬふり」と苦笑い。

 

大阪が地元である高橋さんは「今日久々帰ってきた。僕=梅田なんですよ。梅田行ったら、どこかしらにいた。それぐらい梅田はよく行っていたので、大阪着いた瞬間に『久しぶりやなあ、この空気』」と懐かしんでいた。普段は東京で活動しているが「関西弁と標準語がごっちゃごちゃしていた」と慣れておらず「今は関西にいることを身に染みて感じています。東京は見慣れていないところがあり落ち着かない部分がありますが、この映画館はよく来ていた場所だったので」と落ち着いている。畑さんは、大阪に対して「美味しいものがいっぱいある」というイメージがあり「プライベートで遊びに来た時は、串カツやたこ焼きを食べました」と気に入っており「USJに行ったことなくて、いつか遊びに行きたいな」と今後も楽しみにしている。

 

2人は今作で初共演だったが、高橋さんは畑さんについて「最初は、元気で明るい方だなぁ」といった印象があり「僕は人見知りなので、クールに装っていた。グイグイいけない」と謙遜。畑さんは高橋さんについて「オーラが凄かったです。まとうオーラがキラキラギラギラしていた」という印象があった。撮影を終えた時には、高橋さんは畑さんに対し「努力される方。台本を何回も読んでいる凄い方。どちらが年上なのか年下なのか分からなくなる。元気で学ぶところ一杯でした」と尊敬している。畑さんは高橋さんに対し「始まった時から終わりまで、朝から晩までニコニコと笑顔でいて下さった。テンションが変わらない。ずっと元気で同じテンションでいてくれる」と心強い存在になっていた。

 

ここで、『なのに、千輝くんが甘すぎる。』というタイトルにちなみ、「関西の〇〇が〇〇過ぎるゲーム」を実施。高橋さんによるプレゼンで畑さんに関西を知ってもらおう、という企画で、畑さんが知らないであろう関西の”〇〇が〇〇過ぎる”を高橋さんが発表し、畑さんが知らないことであれば成功、既に知っていることであれば失敗、万が一失敗した場合は千輝くんのような甘い言葉を関西弁で言ってもらう、というルール。高橋さんはネタに迷いながらも「関西人は、あらゆる値段を知りたがり過ぎる」と挙げ「なにわ男子のリーダーの大橋和也君もそうなんですけど、メンバーが新しい服を着ると『どこのいくらなん?』と聞くんですよ。そういうの関西っぽいんかな。普通は知りたがるけど遠慮しちゃうというか…行き過ぎた関西人は」と説明すると、畑さんは「知っています。私の関西人の友達はそういう感じなので…」と応え、甘い言葉を急かしていく。そして、高橋さんは苦笑いしながらも「ほんまにみんなのことしゅきやで」と甘い言葉を囁いた。

 

最後に、畑さんは「片想いごっこで積極的な行動をする千輝くんに真綾ちゃんが動揺した時、千輝くんのにんまり顔。クールな千輝くんのニヤッとにっこり笑顔が胸に刺さる。新しいキュンポイントなんじゃないかな。出演者1人1人にフィーチャーして何度も観て下さると嬉しいな」とメッセージ。高橋さんは「出演者の皆さん、えぇ奴なんです。えぇ奴やけど全員ほとんど人見知りなんですよ。人見知りから仲を深めていったんだな。仲を深めたからこそ出ている雰囲気もあるので、また観て頂けたらたのしめるかな」とリピート鑑賞をお薦めし、舞台挨拶は締め括られた。

 

映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』は、全国の劇場で公開中。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマ梅田ブルク7、難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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