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地球最北端の駅へ向かう寝台列車に1人で乗り込んだ学生が粗野な炭鉱夫と乗り合わせる『コンパートメントNo.6』がいよいよ劇場公開!

2023年2月7日

(C)2021 – AAMU FILM COMPANY, ACHTUNG PANDA!, AMRION PRODUCTION, CTB FILM PRODUCTION

 

恋人にドタキャンされた女子学生の世界最北端へ向かう列車の旅を描く『コンパートメントNo.6』が2月10日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『コンパートメントNo.6』…

1990年代のモスクワ。フィンランドからの留学生ラウラは恋人と一緒に世界最北端駅ムルマンスクのペトログリフ(岩面彫刻)を見に行く予定だったが、恋人に突然断られ1人で出発することに。寝台列車の6号客室に乗り合わせたのはロシア人の炭鉱労働者リョーハで、ラウラは彼の粗野な言動や失礼な態度にうんざりする。しかし長い旅を続ける中で、2人は互いの不器用な優しさや魅力に気づき始める。

 

本作は、長編デビュー作『オリ・マキの人生で最も幸せな日』がカンヌ国際映画祭「ある視点」部門の作品賞に輝いたフィンランドの新鋭ユホ・クオスマネン監督が、フィンランドの作家ロサ・リクソムの小説を基に撮りあげた長編第2作。セイディ・ハーラ、ユーリー・ボリソフ、ディナーラ・ドルカーロワらが出演している。2021年の第74回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、グランプリを受賞した。

 

 

 

(C)2021 – AAMU FILM COMPANY, ACHTUNG PANDA!, AMRION PRODUCTION, CTB FILM PRODUCTION

 

映画『コンパートメントNo.6』は、2月10日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、京都・烏丸御池のアップリンク京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。

外国映画で旅行・紀行ものの作品などで見かける、相部屋のような個室。コンパートメントと呼ばれるものだ。あれは、どういう仕組みなのかな…と思っていたが、本作で描かれるような経緯があったのだろうか。今作では、2人で旅行に行く予定だったけど、やんごとなき事情で1人で向かうことになり、結果的に見ず知らずの人間と同室となった。6号客室であるから、決して抜群の快適さを伴っている訳ではないけども、ぶらり1人旅で、時間の余裕があれば、途中下車も出来る。程よく自由な旅が可能だろうか。とはいえ、本作の場合、主人公にとっては何とも相容れない相手だから、コンパートメントに馴染むのは大変な道のり。でも、お互いに関心を持ち、最低限の思いやりがあれば、旅を共にすることも可能なのかもしれない。だからといっても、旅にトラブルはつきもの。様々な経験を経た後に彼等が観たものの価値をかみしめていたい作品である。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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