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地域猫250匹の引っ越し大作戦を追いかけたドキュメンタリー『猫たちのアパートメント』がいよいよ関西の劇場でも公開!

2023年1月11日

(C)2020 MOT FILMS All rights reserved.

 

ソウル市内にあるアジア最大とも呼ばれた団地の老朽化に伴って決定した再開発に関して、住民たちに見守られて暮らしていた250匹の猫たちの引っ越し作業の様子を、2年半に渡ってカメラに収めた『猫たちのアパートメント』が1月13日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『猫たちのアパートメント』は、長編デビュー作『子猫をお願い』で注目を集めたチョン・ジェウン監督が、ソウル市内のマンモス団地に暮らす地域猫と住民たちの交流をあたたかいまなざしで捉えたドキュメンタリー。ソウルの江東区に建つ、かつてアジア最大と呼ばれた遁村(トゥンチョン)団地には、住民たちに見守られながら暮らす250匹の猫がいた。老朽化により団地の再開発が決まり、住民たちの引越しや取り壊し工事が進められる中、全ての団地が解体される前に猫たちに新たな安住の地を見つけるべく、猫と住民による引越し作戦が始まる。その様子を四季を通じて2年半にわたって記録し、地域猫と住民たちの暮らしを猫の目線から生き生きと描き出す。

 

(C)2020 MOT FILMS All rights reserved.

 

映画『猫たちのアパートメント』は、関西では1月13日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や京都・烏丸御池のアップリンク京都より公開。また、2月18日(土)より神戸・元町の元町映画館で公開。

日本と同様に、韓国においても嘗ては多くの住民がいた団地も時代の変遷と共に再開発が行われていた。再開発の方針の下、住民は引っ越していくが、自由に移動できない者達もいた。所謂住み着いていた地域猫だ。猫にとっては人間の都合なんて関係ない。だからといって餌の確保は大変だ。完全に野放しな野良猫にせず、有志によって保護し新たな安住の地に移していくことは、さぞ大変なことであろう。全ての猫を把握することが困難な状況下、餌付けと仕掛けによって、どうにか無事に確保していくだけでも2年半以上を要していた。よくぞ、ここまでの映像をカメラに収められた、と感心ししてしまう。猫達にとって住み良い街が周り回って、最終的には人間にとっても住み良い街になっていくのかな、と考えしまう秀逸なドキュメンタリー作品であった。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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